傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

フォークリフトの爪で死亡事故(上尾市)

2015年02月18日 | 刑事事件
平成26年(わ)第1695号 

長谷川 智 

自動車運転過失致死

【概要】
平成25年5月20日
車道上にフォークリフトの爪を突出させたまま、停止した事により、折から通りかかった被害者(70)の原動機付自転車が衝突してしまった死亡事故です。
爪を下げず(被害者の胸くらいの高さ)に停止する事にあきれるばかりです。
被告人は10数年程フォークリフトをを扱っていると言いますが免許を持っているのでしょうか。
フォークリフトの講習時には爪を一番下迄下げなさいと習う筈です。(基本です)

被告人は被害者遺族(夫ほか)に直接謝罪していません。
被告人は「一歩間違えれば、僕らが(被害者の原付に)轢かれたと思うので」と、誠実に事故対応しない理由を述べます。←自らの行為を正当化する為の、言いがかりにしか聞こえないぞ。
結局事故から今日に至る迄、全く被害賠償がされていません。(被告人が過失割合に関して争う姿勢の為か)

ところで、本件事故は路上に停めたトラックからフォークリフトで荷下ろし作業中に発生していますが、当該フォークリフトはナンバー登録されていたのでしょうか。(ちょっと気になりました)
自賠責と言うセリフを聞いていない気がしますのでナンバー無しのまま、路上走行していた可能性濃厚です。

被告人は交通違反歴が多数あり、本件事故後にも5件の交通違反が有りますから、交通ルールを遵守する気持ちが希薄な様です。
被告人の交通違反内容は主に、携帯電話保持とシートベルト未装着ですが、「現場に出入りするので…」「ヘッドセットが故障していて…」等と弁解しています。

【求刑】
禁固1年6月

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