平成26年(わ)第333号
飯島 操
殺人
【概要】
平成26年3月6日、長男の自宅建築に関する意見の食い違いから(?)、妻を絞殺してしまった事件。
長男が勤務先近くの深谷近辺に自宅建築の予定でありました。他方、被告人は言葉に出さない乍ら、長男には自ら居住する先祖伝来の土地に戻って欲しいとの意向があり、自宅建築の問題に明確な意見を示さない妻に対して不満をつのらせていた様です。(恐らく、自らの意見に同調してくれない妻に疎外感を感じていたと思われます。)
ただ、それが強固な殺意の原因になるとはとても思えません。
被告人(証人も)の回答が洩れなく的外れで、全く事件の全容が見えません。また被告人の供述の動揺が激しく、直後には全く反対のことを述べる場面もしばしば見受けられました。で、真実は一体どっち?
途中、被告人が不貞腐れた幼児の様な答弁をする様子も印象的でした。精神的に未成熟のまま老人になったのでしょう。(であれば、何となく行動原理に納得出来ます。)
事件当日、自宅居間で口論になった被告人と被害者は(全くよく解らない経緯で)被害者が後頭部を柱に強打し、気絶してしまいました。気を失った妻は全く動かなかったとも、足をバタつかせていたとも言います。(ともに被告人の弁)更には、口論の原因は長男の家の件では無いとも言います。(全く意味不明です。)
長年の伴侶であれば、慌てて介抱するであろうところ、(動機が全く分からないのですが)被害者の首を強く圧迫します。被害者が、足をバタつかせ抵抗しても、顔面がうっ血して、口から泡を吹いても手の力を緩めなかったと言いますので強固な殺意があったことが推認出来ます。
やがて、息を引き取った妻に毛布を掛け口元を拭い、119番通報したといいます。(殺害から通報迄空白の1時間)
【証人尋問】
被害者長男(46):証言から受けた印象は、極めて希薄な家族関係。被告人についての質問に即答しません。まるで、赤の他人の事の様な反応です。内容もありません。
被告人の次男と今後の事で相談した事は、自宅(被告人が居住していた)の管理をどうしようかだと言います。妻と交わした話題も同様と言います。すなわち、父親の今後こと、母親が死んだ経緯よりも家の事が大事らしいです。
なにより、今回の事件の発端になった(と目される)、自宅建築は未だ計画が進行中とのことです。
でも、社会復帰した父親とともに暮らす(面倒を見る)つもりは全くないそうです。いよいよ父ちゃんボッチです。
飯島 操
殺人
【概要】
平成26年3月6日、長男の自宅建築に関する意見の食い違いから(?)、妻を絞殺してしまった事件。
長男が勤務先近くの深谷近辺に自宅建築の予定でありました。他方、被告人は言葉に出さない乍ら、長男には自ら居住する先祖伝来の土地に戻って欲しいとの意向があり、自宅建築の問題に明確な意見を示さない妻に対して不満をつのらせていた様です。(恐らく、自らの意見に同調してくれない妻に疎外感を感じていたと思われます。)
ただ、それが強固な殺意の原因になるとはとても思えません。
被告人(証人も)の回答が洩れなく的外れで、全く事件の全容が見えません。また被告人の供述の動揺が激しく、直後には全く反対のことを述べる場面もしばしば見受けられました。で、真実は一体どっち?
途中、被告人が不貞腐れた幼児の様な答弁をする様子も印象的でした。精神的に未成熟のまま老人になったのでしょう。(であれば、何となく行動原理に納得出来ます。)
事件当日、自宅居間で口論になった被告人と被害者は(全くよく解らない経緯で)被害者が後頭部を柱に強打し、気絶してしまいました。気を失った妻は全く動かなかったとも、足をバタつかせていたとも言います。(ともに被告人の弁)更には、口論の原因は長男の家の件では無いとも言います。(全く意味不明です。)
長年の伴侶であれば、慌てて介抱するであろうところ、(動機が全く分からないのですが)被害者の首を強く圧迫します。被害者が、足をバタつかせ抵抗しても、顔面がうっ血して、口から泡を吹いても手の力を緩めなかったと言いますので強固な殺意があったことが推認出来ます。
やがて、息を引き取った妻に毛布を掛け口元を拭い、119番通報したといいます。(殺害から通報迄空白の1時間)
【証人尋問】
被害者長男(46):証言から受けた印象は、極めて希薄な家族関係。被告人についての質問に即答しません。まるで、赤の他人の事の様な反応です。内容もありません。
被告人の次男と今後の事で相談した事は、自宅(被告人が居住していた)の管理をどうしようかだと言います。妻と交わした話題も同様と言います。すなわち、父親の今後こと、母親が死んだ経緯よりも家の事が大事らしいです。
なにより、今回の事件の発端になった(と目される)、自宅建築は未だ計画が進行中とのことです。
でも、社会復帰した父親とともに暮らす(面倒を見る)つもりは全くないそうです。いよいよ父ちゃんボッチです。