免停中に追突事故（さいたま市岩槻区）

平成２８年（わ）第６５８号　

金子 典生　

無免許過失運転致傷

【概要】
運転免許の停止期間中に追突事故を起こした事件です。

本件事故当時の免許停止期間の数ヶ月前にも免許停止になって居り、他に多数の交通違反歴と２度の人身事故を起こしていました。（直近の事故は罰金４０万円と言います）

走行中にカーナビの操作に気を取られ、先行車の減速に気付かなかったと弁解しますが、本件は通勤途上の事故ですから、走行中にわざわざカーナビで何をしていたのかな。（この日は他店の応援のため、本来の勤務地ではなかったと言いますが、それでも系列店（全3店舗のうち川口に所在する店舗）への応援勤務だったと言いますから、初めてのこととも道が分かったとも思えないのですが、なぜ運転中にカーナビの操作が必要だったのでしょうか）

被告人は運転免許の停止期間中に無免許運転したのはこの日だけと弁解しますが、被告人の父親は被告人が通勤に使用していたと警察の取調べに答えています。

当日に公共交通機関を使用しなかったのは「面倒だったから」と述べていますが、結果的に凄く面倒になってしまったのは自身の責任です。
また、被告人は事故や違反が多い理由を「注意力が続かない事」と自己分析して居ます。

【求刑】
懲役１０月

【最終意見陳述】
「いえ、ありません。」（と、いうことは無いと思いますが）