傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

第一企掃脱税事件(岩槻ほか)

2016年09月01日 | 刑事事件
平成27年(わ)第1601号

第一企掃株式会社、大澤 宣子、大澤 晴江、谷口 美代子

法人税法違反

【概要】
架空の経費を計上するなどして法人税を脱税した事件です。
国税局の査察が入っていました。

【被告人質問(大澤宣子 一部、ちょっと)】
例えば、自身の子オオサワユウスケ、大澤幹を雇用しているかの様に装い人件費を計上していた様です。
オオサワユウスケに役員報酬を支払っている間、当の息子は、スノーボードの学校に入学しており、本人がオリンピックに出ると言ったから親心なのだと弁解します。
(被告人の弁解は支離滅裂で整理が困難です)
でも、本人に了解を取っていなかった様です。
給与が人件費にあたり架空の給与(役員報酬)を計上することは脱税に当たることは、わかりませんでした、と真顔で答えます。(ホンマかいな)

実際には勤務実態が無い両人の(無記名の)タイムカードを従業員に打刻する様に指示していた理由を説明できませんでした。

被告人の弁解は「知りません」「分かりません」「税理士先生の言うことに逆らえませんでした」とおおよそ会社の経営に携わるものとは思えません。
自身の手帳の文字について質問されても、「私の字ですが(記載内容の意味は)分かりません」と、まともに答える気がないか、若しくは若年性のアルツハイマーに罹患している様です。(又は田中角栄の呪縛かも)

【不当な取調べ】
国税局の査察で不当な取調べを受けた為調書の内容は事実と異なると公判で主張しますが、検察庁で取調べ受けた時に国税局から不当な取調べを受けた事を申告していません。
また、顧問弁護士にも相談していなかったと言いますが、その理由を「義理の弟からのセクハラ」を相談していたからだと弁解します。一緒に相談すればいい話だと思いますが、会社の事よりプライベート優先とは経営者失格ではないでしょうか。

その他突っ込みどころ満載です。
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