傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

起訴する為に起訴されました(鴻巣)

2015年02月07日 | 刑事事件
平成26年(わ)第1663号 

菅野 浩 

証拠隠滅

【概要】
連続窃盗犯を追っていた埼玉県警のベテラン刑事が証拠を捏造しました。
(証拠の捏造も証拠隠滅になるのですね)

200件程の連続窃盗(侵入盗)の犯人石川の書類を検察に送ったところ、証拠(足跡)が不鮮明である事を指摘されました。
多数の犯行を重ねた窃盗犯人でしたから、別件の証拠を補助的に使えると考えたと言いますが、別件の証拠も思った以上に不鮮明でした。
そこで、鴻巣警察署で保管されていた、証拠品(靴)と採取した足跡を持ち出し、足跡を採種したフィルムを自宅に持ち帰り細工し、鑑識に持ち込み鑑定を依頼しました。
鑑識の担当者が(2種類有る)証拠の採取方法が変更されている事等から、不審に思いデータベースと照合した結果、不正が発覚しました。

35年8月程努めた自身の仕事に自ら泥を塗ってしまいました。
証拠変造に罪悪感は無かったのかと問われると、魔が差したと答えます。
警察官の使命はとの問いには、社会正義と答えますが、正義の為に上記の違法な行為が許される事は有りません。

【求刑】
懲役1年6月

禁固以上の刑になった場合、退職金が支給されないと言います。

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