傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

年下上司のパワハラを苦に再犯(朝霞)

2016年08月16日 | 刑事事件
平成28年(わ)第793号  

西尾 秀(45)

覚せい剤取締法違反(自己使用)

【概要】
同種の薬物事件で前科2犯、前刑の執行猶予(保護観察)中の被告人の再犯です。

パチンコのデータ収集を生業としていた被告人は、仕事上の上司(年下の元ヤミ金業者)から罵声を浴びせられる等のパワハラを受けたストレスから、折角の執行猶予期間中に再び薬物に手を出してしまいました。(朝霞駅のトイレ個室内で使用したと言います)

今回使用した覚せい剤は某駅(詳細は黙秘)で売人から声を掛けられ、その場で購入してしまいましたが、その際に執行猶予中である事、家族(交際相手の女性)の事は意識の外に飛んでしまっていたと言いますから、自身の認識以上に覚せい剤依存が根深い様です。

社会復帰後は、交際相手と共に何処か静かな所に転居して、薬物と無縁の生活を送りたいと述べています。

【求刑】
懲役2年6月

前刑の執行猶予取消しと併せかなり長期間の服役になりそうです。

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