オークションで違法コピー販売

平成２６年（わ）第７５９号等　

伊藤 徹也　

詐欺、著作権法違反　　

【概要】
希少性の高い（限定？）アイドルCD、ポスター等を無断著作隣接権者に無断で複製し、オークション等で（本物と偽り？）販売した事件。
落札者のクレームによって、オークション主催者からオークションIDを停止されると共犯者IDで出品することでそれを回避し、犯行を継続していました。
業者に印刷、プレスを依頼する等して、大掛かりで常習的、職業的犯行であると指摘されています。
立件された（事件のごく一部だと思われます）１０件の被害者のうち８人と示談が成立しているが、２人とは示談は不調に終わっています。弁護人からの連絡すら拒んでいると言います

被告人は本件犯行によって、ひと月あたり３０万円程度の収入を得ていました。そして、貯金は１０００万円程度有ったと言います。（犯罪収益のため銀行口座が凍結されています）
妻も違法コピーであると認識していましたが、被告人は著作権が既に切れたものであるから違法ではない等と偽り納得させていたそうです。

被告人はアルバイトであったために、収入が不安定であり生活費のために犯行に及んだと犯行動機を述べています。

【求刑】
懲役３年　罰金５０万円　証拠品の（複製？）CD３枚の没収

【判決】
１０月７日