傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

偽造離婚届(見沼区)

2016年08月24日 | 刑事事件
平成28年(わ)第673号

三浦 英昭

有印私文書偽造、同行使、電磁的公正証書原本不実記録、同行使

【概要】
知人に代筆を依頼した元妻との離婚届を提出しました。
妻(元)との間で、離婚及び離婚届の提出に関して同意していたと主張しますが、何故妻の自筆で無いか全く理解できません。
(本人に書いて貰えば良いと思うぞ)
被告人に代筆を依頼された人物には、「妻が難病で入院中」等と嘘の理由を説明していました。

検察側証拠の「離婚届を代筆した知人」の調書の内容からは、被告人が極めて安易に偽造行為を依頼している様に伺えます。他方、依頼された側の知人は一人で気に病んでいた様で、後に何度も被告人に確認しています。

職業柄、公的証明書の重要性を身をもって知るはずの被告人は宝石の卸業を営んでいると言いますが、本件犯行の様に安易に公的証明書の信用性を蔑ろにして、被告人の職業倫理は大丈夫なのでしょうか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 社会内更生の最後の機会(J... | トップ | メガ◯◯・◯で強盗(鴻巣) »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。