傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

【証人尋問】出会い系詐欺

2018年03月14日 | 刑事事件
平成29年(わ)第1259号 

半沢 貴史 

詐欺

【証人尋問】
父親(半沢ヒデユキ)曰く
被告人が4年前(平成26年3月)に新潟で起訴された、本件と瓜二つな出会い系サイトで知り合った女性に対する詐欺の前刑事件の事もあり、本件犯行を知って「またか!」と思ったと証言しています
前刑ではカードを詐取したのではなく、現金の詐取だけだった様ですから、騙しの手口が相応に進化している様です

被告人の前刑の尻拭い(被害弁償)の為に1000万円程を要して、被害弁償の立て替えの為に証人の私財だけでは足りずに銀行でローンを組み借り入れをして未だ返済中である事、被告人からは立て替えた賠償金がほとんど返済されていない事などを証言しています(被告人は月に1万円の細々とした返済の約束も、被告人が無職のあいだは度々中断し、現在迄に被告人からの返済は2十数万円だとも?証言していました)

【本人尋問】
被害女性に作らせたクレジットカードを被告人自身では使用しないとは言っていないと頑なに主張しています

被害弁償は、また父親にして貰えばイイと思っていたとも述べています
一方で被告人が頼みの父親は、前刑時の賠償の肩代わりに懲りた様で被告人自身に被害弁償させたい意向の様ですから、被害女性はまだまだこれからも金銭に窮する日が続きそうです
前刑時のニイガタの弁護士の勧めで銀行に借り入れをしてまで被告人の被害弁償の肩代わりをしたにも関わらず、当の被告人本人が働かないばかりか、更なる詐欺被害を生んでしまうのですから、父親が積極的に被害弁償しようと思えない心情を理解出来ますが、迂闊にうまい話を信じてしまったとは言え、犯罪被害を置き去りにすべきでない事は言うまでもありません
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