傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

燃料投下する弁護士 (上尾)

2014年03月19日 | 刑事事件
平成25年(わ)第1670号

千木良 克也

自動車運転過失致死

【概要】
右直死亡事故。
こちらを参照


被告人の事故後の対応が不誠実で被害者家族の感情を逆撫でし、これまで法廷が炎上していた。
周囲の尽力と被告人本人なりの反省により鎮火に向かうかと思われたが敏腕弁護士が本日の意見陳述で更なる燃料投下!
閉廷後の廊下に怒声が飛び交い騒然とした。

期日外に被告人と遺族の間で話し合いが持たれたと言うが、依然としてわだかまりは残ったままある。
本日は被害者の父親の意見陳述である。
19歳の前途有望な若者の将来を奪ってしまった事実とは真摯に向き合うべきであると改めて感じる。
無関係の自分の目頭すら熱い物がこみ上げてくる。
執行猶予にはしないでくださいと意見を述べた。

続き、被告人質問相変わらず、感情が希薄です。でも、前より随分マシだとは感じます。

【論告】
禁固1年6月を求刑
実際問題として殺意が有った訳では無いし、危険運転と言える状況でもありません。

【弁護側意見陳述】
被害者の速度超過と頻繁な車線変更が事故原因に深く関与と指摘し、量刑判断に反映すべきと主張。

どう思います?今更、その件を論じてもさらに話をこじらせるだけだと思うのだが。
-そのように指摘するからには被害者を視認していたという証明である。
-当然、危なそうな運転のバイクに対応出来るべく準備するのが普通の運転者。
-被告人車両の後部座席の同乗者の方が先に被害車両に気付いたというお粗末。

閉廷後、遺族のうち一人が期日外のやり取りに関して弁護人に意見したところ、逆切れする敏腕弁護士。
誠実な対応が無ければ不信感は募るばかりである。再び確実に溝は深まったと言えます。
この敏腕弁護士には示談交渉をまとめる事は不可能と感じました。

【判決】
3月25日予定(判決が本件のゴールでは無い)

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