傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

松岡渉 情状証人

2015年02月16日 | 刑事事件
平成26年(わ)第1345号 

松岡 渉 

薬事法違反

検察が証拠請求した押収した危険ドラッグは、材料費を山口が出費しているので、証拠提出された押収品は山口利明の所有物で有ると述べます。
松岡は所有権を主張しないと言いました。

【人証(母親)】
非行歴も無い被告人が違法薬物の製造に関わっていた事は、同居していましたが気づいていませんでした。
仕事はコンピュータ関連だと思っていたと述べます。
本件主犯格の山口利明の名前だけは聞いて知っていましたが、実際に会った事は無いそうです。
過去に、被告人が電話で山口に激しく叱責されていた様子を知っている。

被告人の父親(故人)の残したお金から、被告人の会社(名目上の代表取締役)の運転資金として、合計650万円貸している。(後述する通り、戻る見込みは有りません)

【被告人の略歴】
大学卒業後、SEとして3年勤務しましたが、勤務時間が不規則な為に、持病のアトピー性皮膚炎が悪化して退職を余儀なくされました。
その後役者を志し、併行してフリーランスのライター、カメラマン、人力車の車夫として稼働した後に山口と知り合った事から、本件犯行に加担する事になりました。
過去に犯罪歴が無い事から抜擢され、山口が実質的な経営権を持つ会社で登記上の代表取締役に就任します。
当該会社ラルゴは、スマホアプリを利用して飲食店のコンサルタントを行う事業をしていましたが、被告人が保釈後に確認したところでは、最盛期には13名ほどいた従業員は既に退職していたと様です。被告人は自身の代表権を行使し、会社を畳む意向と述べます。

主犯格山口は社会復帰後は、上述会社に経営資源を集中し、薬物密造からは手を引く旨述べていましたが、ラルゴ無き後どの様にするのでしょうか。



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