傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

始めて出来た彼女は毒婦でした

2014年07月24日 | 刑事事件

【概要】
結婚相手紹介サイトで出会った相手(伊藤)の求めるままに金を貢いだ挙句、不法行為(殺人ほか)に手を染めてしまった49歳の男性(菊地)の話。
被害者から愛する彼女を守りたい一心だったと語りました。
伊藤に騙されて利用されて居るのかも知れないと思ったのは自身の逮捕後でした。(と言っています)

【感想】
被告人菊地の身の上には同情してしまうのだが。
被告人菊地の姉の証言によると、被告人は気の優しい穏やかな性格らしい。職場でも慕われている様子が証言のなかにあった。今まで、被告人は犯罪に無縁の生活を送ってきた人物という証言に疑いは持ちにくい。

被告人伊藤との関係では、犯罪行為はほぼ全て伊藤の指示に従っていた様に見受けられる。(しかし、殺人の実行行為は菊地によるもの)

菊地と伊藤の交際期間は3年程で両被告人の性的関係は10回程度だっと言います。菊地の求めを概ね伊藤が拒んでいた様です。
気付こうぜ菊地!普通におかしいと思うレベルでしょ。
でもね、120キロ級(あくまで個人の感想です)の伊藤と100キロ超級(同)の菊地の関係の様子は想像したくないなあ。

交際開始後間もなくして、伊藤が妊娠したと菊地に告げ、中絶費用を要求したことがあったそうです。
費用の工面に窮した菊地は両親に相談してタンス預金から支出してもらったそうです。
その現金を受け取った伊藤は現金に微かに残った防虫剤の臭いから、菊地の両親のタンスにはより多額のヘソクリがあるのではないかと考え、菊地に両親に睡眠薬を飲ませてタンスの中を調べてこいと命令したそうです。
さすがに、菊地は無かったと嘘を伊藤に伝えたと言いますが、明らかに異常な要求であるはずだから、気づくべきだったと思います。
愛は盲目とも言いますが、容姿も見えなくなるものなのでしょうか。
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1 コメント

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この裁判すごかった。 (起立せず叱られる傍聴人)
2016-05-12 00:12:51
この裁判追いかけました。伊藤の娘は膠原病でおそらく2度と会えないと裁判長の弁。さらに娘と菊池と一緒に空き家に泥棒。被害者を仙台のホテルに呼び出し殺害未遂。菊池の足の親指をフィリピンで切断(まよう菊池に伊藤がナイフ一撃)保険金1千万をせしめる。 菊池が極度のドモリだったことが印象的。菊池が伊藤の娘の乳を揉む描写も裁判で明らかになりました。
ちなみに両者無期懲役。
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