【求刑】タダでアメリカに行ける仕事

【平成３０年１２月２６日開廷分】
平成３０年（わ）第９７４号等　

遠藤 将弥　

覚せい剤取締法違反、大麻取締法違反（変更後の訴因：覚せい剤取締法違反、大麻取締法違反、麻薬及び向精神薬取締法）麻薬及び向精神薬取締法違反、関税法違反

【概要】
大宮の繁華街（南銀座カナ？）で飲食店の客引きをしていた被告人が、タダでアメリカへ行けて逮捕されるリスクが殆ど無いとの甘言に乗せられて平成２８年８月頃から始めた仕事は、アメリカで仕入れた規制薬物を古着の中に紛れ込ませて共犯者が手配した日本の荷受人向けに発送する仕事でした

また、日本国内では練馬区豊玉のマンションの一室で密輸した薬物を小分けにして、梱包・配達の密売人をしていたのですから、逮捕されない訳無いでしょう
まんまと「筋の人」に騙されて身代わり逮捕されたのですね

【報酬】
組織の売り上げは、稼働５６日間で６４２０万円程だったと言います
被告人グループでは密売役として、梱包・配達で１件当たり３０００円の計算で、１日当たり合計１〜２万円の報酬を受け取っていたと述べています

【求刑】
懲役１０年、罰金２００万円、押収されている規制薬物（多量の覚せい剤、大麻、コカイン）を没収

【私見】
被告人質問では涙目になっていた様です

【次回】
２月１日