援交少女vsDQN

平成２７年（わ）第８５１号

奥田 隆志　

強盗強姦、監禁 （裁判員裁判）

【事件】
援交少女とDQNのトラブル。（概ね以下の様）
（援交少女）
避妊具を使用しないで性交渉を行った。援交代金の１０万円を含む有り金全部を被告人に盗られた。その後、２度目の性交を終える迄ホテルから帰れなかった。
（被告人）
「妊娠したかもしれない」とA子に言われた事に、つれない対応をしたためトラブルになった。

【被告人】
被害者A子、その友人Ｂ子を上回るひどい尋問でした。
少なくとも、反省の様子は皆無です。再犯可能性は低くないと思います。
↓
おっとびっくり！前刑判決から１１日目の本件事件でした。
これも未成年者との不適切な関係、不適切な映像に関わる事件だった様です。

で、驚くべき事実。
携帯電話内の不適切な画像のデータを電話を還付する条件にしたところ、後日画像を含むデータを復元していたといいます。
どの様なデータの削除方法だったのかは定かではないので多くはコメント出来ませんが、あっさり消去したデータが復元出来る事、復元出来る可能性を残したままホイホイ電話を還付する警察の危機管理の杜撰さが驚きです。

【弁護人】
まさかこの被告人に「執行猶予」が相当とか意見しませんよね。
↓
まさかの無罪主張です。ちなみに上述の通り前刑で執行猶予中ですから、再度の執行猶予主張はありえませんでした。