傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

パチンコ店の顔認証システムで御用(さいたま市大宮区)

2015年02月26日 | 刑事事件
平成27年(わ)第23号 

藤田 尚希 

窃盗

【概要】
平成26年12月12日さいたま市大宮区のパチンコ店で、客が中座したパチンコ台(のサンド)から残高8000円のICカードを窃取した事件です。
直ぐさま、カードを現金化して同店を立ち去った被告人は…(その間数分の早業です)
なぜか、再び同店に舞い戻ったところを「顔認証システム」で発見され、逮捕されました。(複数回にわたって店を出入りしていたと言いますから或は…)
被告人は勤務先を無断欠勤した後に、猿島郡の自宅から家出中で車上生活をしていました。
その後、もパチンコ店に頻繁に出入りしていた様です。(生活費を増やす為と弁解しています)

【前刑】
平成25年に同様の窃盗の罪で執行猶予期間中でした。(1年半程での再犯)
前刑の裁判で、両親と意見が合わなくても良く話し合い解決する、長男としての自覚を持って家を護ってゆきたい旨述べていましたが、今回あっさりと家出して車上生活をしていました。
家出の理由を職探しの為と述べますが、3か月程で当初の所持金を使い果たしてしまい今回の犯行になりましたが、何故自宅に戻らないのでしょう。

前刑で逮捕された手口を、繰り返している点も理解に苦しみます。

【情状証人】
父親が情状証人として証言します。
父親は、被告人の犯行動機を「ギャンブル依存症」が原因だと言いますが、ギャンブル依存と盗癖は明らかに別問題です。父親の不正確な犯罪の認識が適切な監督に至らなかった原因と感じました。
前刑時も監督を約束していながら、何ら効果がありませんでしたから、状況が劇的に改善されるとは思えません。

【求刑】
懲役1年6月

【判決】
3月2日

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