傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

元夫のDV

2014年11月10日 | 刑事事件
平成26年(わ)第1144号 

原 昭雄 

暴行、傷害 

【概要】
被告人による元妻に対してのDV。

【証人尋問】
被害者は、被告人の元妻。
事件当時に被害者との婚姻関係はありません。
離婚原因は被告人によるDVです。
ヤクザの様な言葉遣いで激高して暴れたり、物にあたりました。
被告人との離婚後、被害者は別の男性と結婚し女児を設けていますが、やがてこの男性とも離婚しています。

やがて、被害者と娘の二人の母子家庭に8年程前から被告人が入り込むようになりました。
いつしか被害者の住まいに宿泊することが恒常化します。
被告人は被害者の娘に対し、父親の様に振る舞う様になりました。

程なくして、被告人によるDVの日々が再び訪れます。被告人は他愛も無いことで大人気なく激昂したと言います。
被害者が娘にデザートを出したところ、被告人は自分にデザートが無いことに立腹した様です。
本件事件の切っ掛けも娘が見ていたTVのアンパンマンのことで被告人が激昂したと言いますから、ほんの些細なことで腹をたてる被告人の様です。
娘に対して暴力を振るう事もありました。
常に暴力的ではなく、優しく振る舞う時もあって両極端でした。
娘に対する暴力を制止しようとすると、「止めるんじゃねえ」と更に興奮しました。

被害者は生活保護を受給しながら生活していましたが、被告人が宿泊していると市への申告と生活実態が異ってしまいます。
不安になって、被告人に出て行ってくれる様に話したところ
「お前等が生活出来ているのは俺様のおかげ、出て行くならお前等が出て行け」
等と激高したと言いますが、被害者宅に入り込んでいる被告人の言い分としては滅茶苦茶な気がします。
被害者は被告人からの暴力の事で警察に相談する事を以上の生活保護を理由に躊躇していた様です。
被告人は被害者の弟や親から被害者の娘の養育費名目で金銭を振り込ませていました。
しかし、被害者に生活費を渡してはいませんでした。
それなのになぜ、俺様のおかげ等と発言出来るのでしょうか。

被害者は一切関わって欲しくないと希望しています。


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