「..・・父母や兄弟姉妹と遠く離れた孤島で,独り暮らす身の悲しさよ!....」
*ゲーテ古典期の戯曲に「タウリス島のイフィゲーニエ」Iphigenie auf Taurisというのがある。 イフィゲーニエはギリシャ神話に出てくる、アガメムノン王の娘だが、アルテミス女神の生贄として捧げられた。>>>
というのも、トロイア戦争の際、ギリシャ軍は船が風が止まってしまい出航できなくなってしまったからだ。 それはアガメムノンがアルテミス女神を怒らせてしまったからで...そこで怒りを鎮めるため、苦渋の決断だが、娘のイフィゲーニエが生贄として捧げられた。・・かくして、幸いにも巫女として救われたもののイフィゲーニエは独り身の試練を受けることになる。。。
*-->:アルテミス女神を怒らせた理由は・・:
・それは狩りの際に神聖な鹿を殺してしまったからで、これはアルテミス女神に対する重大な冒涜であったから。。。***>>>
このギリシャ神話を元にゲーテは研ぎ澄まされた韻文でこの古典的な戯曲を、当初の散文から書き改め、家族愛や人間の尊厳をテーマに書き下したのが、冒頭の箇所に見られる先のberuhmtな一節なのである。。。
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