おらの人生 空回り。 骨折り損…ですわ

手術その三(OPERATION №3) 術後

手術台から再びストレッチャーに移ります。そして、手術室のドアが開き廊下に出ました。家族控室で待っていた妻の顔が見えます。現世に帰ってきたような気がする。冷房が非常に効いた寒々として、自由に動けなかった世界から、あー帰ってきた。生き返った(手術室=黄泉の国ではないけど)という感じです。ストレッチャーが廊下を移動します。曲がって、曲がって、病室につきました。あれ? 手術室って5階やったんや、病室と同じ階やったんや って今、気づきました。手術室に向かうときには、そんなこと気づかなかった。3時間前はそんなどころでなかったんやね。

病室に戻り、引き続き点滴をします。終わったという安心感とこれから麻酔が切れた時の痛みへの不安感・・・。今、何の痛みもない白くかたいギブスで巻かれた左足を見ています。左のひざあたりからギブスに巻かれています。かちんかちんで、巻いていたときは普通やったんやけどいつから硬くなってギブス見たいになったんやろか?って考えてます。

妻も安心したように、20時ごろ帰りました。明日また来るからって帰りましたが、さ、いよいよ不安が・・。妻が帰ると同時に、患部から、そう骨が折れた箇所から熱を帯び、強烈なしびれ感と痛みが急激に襲ってきます。グーっ痛い! しばらく我慢しますが、耐えきれず、ナースコールを!「痛いです」「座薬入れましょう」っていうことでけつに座薬を入れます。しばらくすると、少し痛みが和らぎます。でも、100の痛みが55ぐらいになった程度。それが、2時間半程度効いています。それから、また、70、80、90、そして100の痛みになり、もとの痛みになってもう一度痛み止めを要求しますが、投薬は最低6時間開けないとダメということで、100の痛みを約2時間ほど耐えます。次は2時ごろやなって思いながら時計をときどき見て、まだ、1時間半ある、痛い痛い、左足の太ももを抑えながら、この足は俺のじゃないってわけわからん暗示をかけながら、時計を見ると 、うわーん まだ、1時間15分もある  って何度も何度も繰り返し、ようやく2時になって、ナースコール。痛み止めをおねがいしますぅ、と哀願し、今度は注射にしました。

注射のほうが効きます。10分程度で35ぐらいの痛みになります。あー少し寝れる。1時間ほど寝たでしょうか?また、ずきずきと痛みがぶり返します。同じように50,60、80,100と痛みが元に戻ります。やっぱり、効き目は3時間程度、後の3時間は痛みに耐えます。ダメもとで朝6時ごろナースコールします。しかし、後2時間我慢して って言われます。うーっ お慈悲を!って言ってもダメです。同じように時間の経過を祈りながら8時になってナースコール。2回目の注射です。これも同じで、注射後3時間経つと、痛みがぶり返してきます。

朝の回診でDr.Nから、ギブスの一部切開が指示されます。圧迫され辛かった。グラインダーでギュィーンて音がして、真中に切れ目を入れ少し開けます。圧迫感が和らぎ少し楽になります。

痛みは続きます。次は飲み薬に変えました。昼食を少し食べた後錠剤を飲んでみたら、これがうまいこと効いたんか、すこしずつ痛みが消えてきたんかよくわからんけど、30ぐらいの痛みのまま継続してきました。山は越えたか・・・。安心です。

さ、次は、回復に向けてベットでじっと我慢です。いよいよ本格的な入院生活のスタートです。

続きは 次回に

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記・エッセイ・コラム」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事