ゴキブリには…ではなく、
Tantantan tata tantantan tata tatatatta ta-ta tatta tatta ta---------
……「Starring Vic Morrow and Rich Jason COMBAT!」
って始まる懐かしのフレーズ。白黒の画面で、当時は小さな小さなテレビの前で見ていたような…。
で、このテレビ勧善懲悪の戦争ものではない…どちらかというとヒューマニズムを追求したような感じですな。
相手のドイツ兵も人間だという表現の作品が多かったように思います。ともかく、その後のドイツ=悪魔というようなつくり方にはなっていません。
プラベートライアンは迫力ある戦闘シーンの中でアメリカ人の正義を押し出しながら戦争のばかばかしさを表現してるような作品だったと思うんだが、コンバットはサンダース分隊の日常を追いかけるような そんな身近な そして戦場でも人間愛を失わない主人公にみんな惹かれたんだと思います。
しかし、今思うと、コンバット が俺のその後の趣味に大きな影響を及ぼしましたな。普通はこういった戦争ものを見ると勝者につくんだが、俺は子供の頃からひねくれているのか、敗者に興味が行くんだよね…。
で、敗者=ドイツ陸軍に興味を持ち中学では田宮模型の1/35シリーズの戦車模型でジオラマ作成、これもほんの少しの作品しか作らなくてすぐに戦記ものを読むようになっちゃいまして、確か、一番最初は「ロンメル戦記」(ロンメル元帥の手紙などをもとにイギリスの戦記作家のリデルハート(?)の作品)だったような…。
高校時代から大学時代には、一冊5000円とかするヨーロッパ戦線関係書物(主にフジ出版社 今はもうないと思います。)を読んで、ドイツ語の原書も読みたいと、大学で選択した第二外国語のドイツ語は、あまりにも難しく…とてもとても原書などと…諦め…。
で、ともかく翻訳本ばかり読んでまして…
で、軍装にも興味をもち、映画を見て時代考証のいい加減さを嘆き、WaffenSS と 国防軍を混同している監督に怒りを覚え…「砂漠の狐」を見たらロンメル大将が英語を話しているショックで せっかく買ったDVDはもう見ないし…。
簡単に言うとマニアになっちゃたんですよね。もちろん軍装も年代や戦場によって違いがあるし、階級章や徽章、勲章なども区別がわかり、映画を見ると、この戦場、この時代の軍装じゃない…とか、SSと国防軍と混同した階級章や徽章だとかとか説明するし…
大学時代には本からドイツ陸軍の将官名簿を作成し、たとえば、ハッソーフォンマントイフェルという装甲兵大将の経歴とか、1941年6月にはどこどこの部隊の指揮官だったとか…実に役に立たない知識を持っていたんだよね…。(ほとんど忘れましたけど…)
ま、その中で残ったのは、「個々は素晴らしくても、組織が素晴らしくなくてはいけない。組織化されれば、指揮命令系統を明確にすべし! 弱者が勝つためには、短期決戦のみ。奇襲で機制を制し、すぐに和平へ持っていけるのであれば戦うべし。」という教訓ですかね…。
ま、そういっても俺はこれを活かして戦ってませんからwwwwww.