リハビリへ向かうエレベータの中、気が重い。足の腫れが酷く痛いことと、同室Yじーさんの件で、さっき顔を合せたT主任は、俺の顔みたとたん目を伏せやがった。愛しのMちゃんは、心配してくれて、T主任に言ってあるんですが・・・、私は下っ端なので・・・。゜(゜´Д`゜)゜
うんうんえーよえーよ、君が悪い訳ではないんよ。大丈夫、大丈夫、ありがとね、心配してくれて。君がそう言ってくれるだけでも、俺はほんまに嬉しいよ。
さ、リハビリ終了、エレベータの中、気が重い。
今夜も寝れない場合は、「Z旗」揚げていよいよYへの奇襲攻撃「トラ・トラ・トラ」か、スネ夫君で本当に廊下のベンチで寝る実力行使かどちらかを選択せなあかん。今朝、あれほど言った以上、こっちも後には引けない、ここで行動を取らないと、ずるずるとやられてしまう。
さ、どっちだ、「Yes」or「No」。シンガポール降伏交渉の席で、マレーの虎こと第25軍司令官山下奉文中将に迫られたイギリス極東軍司令官パーシヴァル中将の心境。(でも、事実は違うらしいんだが・・・)
てなことを考えていると、エレベータのドアが開き、部屋へ向かう・・・・・・・・。
おや?Yじーさんのところ・・・ベッドの向きが、違・う・ぞ?
オー ヤッター ヤッター ヤッターマン。じーさん移動してました。いないんだぞー!
ウォッシャー今日は寝れる、今日は寝れる。やっと、安眠できる時は キタ━(゜∀゜)━!。
で、すぐに、ナースセンター向かい、Mちゃんに目と口パクで合図。「ありがとう」。部屋に戻ると、T主任がやってきて、Yさんは、数日個室に入れます。あなたを個室へと思ったんですが、残された人もひどい目に会うので、院長と相談して迷惑かける者を個室に隔離しました。ご了承ください。はい、了承しました。ゆっくり寝ます。
ともかく、寝れます。よかった。
で、看護師Mちゃんが来たんで、感謝、感謝で拝み、ついでにどさくさ紛れの感謝の投げキッス!ほんまに ありがとうさん。
・・・・・・・・でも、投げキッスは、避けていたような気が・・・。 まっ いいか。