というのも、下宿やさんには20人ほどいたんだが大人しい先輩ばかりで飲み会は新人歓迎会と忘年会だけで酒の無理強いはなかった。
それに、2年の時に近所のよく似た下宿屋で新人が飲みすぎて急性アルコール中毒で亡くなったこともあって、飲み会は暫く自粛ゲリラ的にしかできなくて………上級生になっても俺自体が飲まないので下宿で飲み会なんてのは時折しかなかった。4年になって風呂付アパートに移り仲間が時々やって来ては、飲み会というよりも喫茶店がわりに集まって来ていた。当時珈琲に凝ってミルで挽いてペーパードリップで珈琲飲む奴なんて学生では稀有、ゴールドブレンドが高級珈琲の時代だもん(笑)
朝寝てると友人が来て(近所に住んでるやつ)珈琲!のオーダーが入るし、同じアパートに住んでいた大分の奴に下から、おーい!珈琲入ったぞ!………お、今いく!ってな感じ。それがお昼過ぎ(笑)
ん?、話がずれた(笑)
なんだっけ?………
あっ、酒ね………。
で、就職するときだけど 面接で(そのあと直属上司になった)係長に 君は酒は飲める? ってこと聞かれて はっ?ここって飲む機会が多いの?と一抹の不安………。
歓迎会なんぞでしこたまやられました。(笑)
でも、当時男女の若い者が8人ぐらいいて、そのうち毎週金曜日は飲み会で、そのうち先輩の家に泊まったり後輩ができると後輩の所に泊まり我が物顔にいたりと、で、我々の世代は今でもそうなんだが意志疎通は確りしている。
会社の行事でもお得意様との研修後の飲み会が毎年二回、担当者様とその上司(課長級)の方々との懇親会があって、いろんな人と話ができ真面目な話から下ネタまで本当に愉快に飲んで………仕事だし接待だしこっちは絶対に酔えない!ホテルや旅館の部屋に戻ってからトイレにずーっといたりとかしていたけど、それでも翌日朝早く起きてお客様をお送りして………そうしたなかで担当者さんとの意志疎通ができ、課長級の方々にも名前と顔を覚えていただき………可愛がってもらい。
仕事でも正面きってはできない話もできるようになり………例えば、相手からオーダーが入るけど、うちの規則に合わない。電話で事情を聞く。と、してあげたい事象がある場合には、独り言のように、これこれであーしてだったら可能なんだけどな………と呟く………それで、オッケー!
でも今は、飲みゅにけーしょんの機会がなくて、担当者様とも意志疎通なんぞないからさっきの場合だと機械的に 拒否!冷たい対応になっちまうんだよね…………。もちろん、相手も冷たいし協力態度も………。
事務的対応、融通は効かないし………。仕事も面白くなくなるわな………。
酒が飲める飲めないではなく、コミュニケーションが出来るか出来ないか!酒が飲めなくても話はできる。酒の席は苦手でも話は出来てもみんなでワイワイやれるでしょ?そんな中で自分をさらけ出し悩みをきいてもらいアドバイスしてもらい………
会社の飲み会は拒否!仕事で飲んでも美味くない!は、折角の機会を潰していると思うよ。会社の仲間との意志疎通って滅茶苦茶大事で酒が入って本音が出てくるんだからそう言うときにお互いに本音で話してくれるし、取りあえず話を聞いて否定しないで相手を認めてからアドバイスしてあげる。ガンガン言うだけとかでは駄目なんだけどさ。
後輩でもそれができるやつとできないやつがいて………課長の時には月一飲み会やっていたから、課員との意志疎通はバッチリ。
その席では課長として、説教しないのが鉄則ね。人生の先輩として話すのは良いけどさ、仕事の愚痴を聞いてあげるのも管理職の仕事だよ。そりゃ飲み会の度に数万円の出費になるのはいたいけど、それ以上に得るものが大きい。無駄金じゃないよ。
ともかく、飲みにゅけーしょんは意志疎通の大事なアイテムだよ。
酒は潤滑油。
俺の後継が飲むのが嫌いなやつ、酒を飲むのを毛嫌いするやつ………なので 心配だよ…………。
他に意志疎通できるアイテムを考えておかないとね。素面で本音をっていう考え方もあるけど、お互いに後で気まずくなるケースが多いと思うけどね。
ともかく、意志疎通が大事なんやからね。
頼むよ!