妄想病

じーさんが、週二回のディケアから帰宅して、排尿する機械を買いたい・・・いや、買ったのでもう来たのか？と聞いてきた。いったいぜんたいなんのことかよーわからへん。で、ケアマネさんに電話で聞いたら、老健に泊まったときに夜中トイレに行けない人用にちんちんに機械を付けて排尿する、ま、医療従事者なら知っている機械らしい。

で、ケアマネさんは、それを使うというのは、医療機関などで入院患者さんのために使うので、一回一回機械もちんちんも消毒が必要なので、個人宅では無理ですよってことを説明して、本人は納得して帰った・・・とのこと。

ところが、本人はケアマネさんの話を覚えていない・・というか、記憶では老健に頼んで購入したものと思い込んでいるということ・で、帰宅して機械は頼んだ、金も払った（実際は支払っていない）のでもう家に送ってきてもいい頃だと、思い込んでいる。
それを、そんなもの家では使えないし、アフターケアができない、と説明しても、ただ、便利なんだ！夜も安心して寝れる！（だから注文したんだ！）の一辺倒・・・二時間かけて、家では使えないこと、もう自力でトイレにも行けないのか？と聞けば、（自力で）行けるけど・・・ここでトーンダウンし始めて・・・いや、もし歩けなくなったらの時のためにと思い・・・そうなったら、家では面倒見れません！まず、入院して、それから老健へでも入りなさい！特に今年は受験生を抱えているし、俺も妻も働かないと末っ子の学費が稼げん！仕事を辞めて介護はできない。自力でトイレにいけない老親は看れません！！！！！！
うーんとうなっていたが、この時点で思い込みと自分の都合のいいことしか覚えていないという状態が進行してきたことにこちらも・・・やばい！と思った次第！

で、さらに、今日はもっと驚いた事実が・・・じーさんは、老健に泊まったときにその機械を使って余りにも便利だから欲しいといったが、ケアマネさんが老健で詳しく確認したところ、これまで何回か泊まったが、その機械をじーさんが使ったことはない！という驚愕の事実が発覚・・・・これには、ケアマネさんもオラも妻も・・・驚いて・・・背筋が寒くなった。
ケアマネさんが、妄想が凄い！これほど詳細に話をして本当に使った経験者のような話をして・・・、私も使用したと思わされたわ・・・。これじゃ・・・・。
ね、ケアマネさん・・・わかるでしょ？　おら達が苦しんでいること、今に事件が起るかもしれんと言うことも・・・・俺たちの妄想じゃないでしょ？　施設入所へのご尽力方よろしくお願いします。