おらの人生 空回り。 骨折り損…ですわ

つれづれなるままに、行く川の流れはたえずして

こうやって、世間を憚り、病院という隔離されたところに住むと、まさに隠遁生活。

世間との接点は、TVであり、新聞であり、NET である。ご近所のことや会社のことなど、時たま聞く内容に えーっ うーん、ほんかいな そうかいな っていう話題ばかり。

病院でも、隣のベッドの人と会話がないと、よく都会のマンションで隣は何しているか知らない っていうことと同じで、この人同じ病棟?隣の人?って言うこと。ましてや、隣の病室、さらに、同じ病棟の人たちなんて全くわからない。

看護師さんは、誰と誰って見分けは付いていくが、患者は、トイレに行くときやリハビリのときにすれ違い、こういう人がいたんだ、とか、あっ この人同じ病棟(病室まではわかんない)だとか言う程度。それ以上はよほどのきっかけがないとね。特におばーちゃんが多く、正直普通の会話が成り立たない人が結構いるんで・・・。

もしかしたら、一部のブロガーは、現代版 鴨長明か兼好法師? BLOGは「方丈記」や「徒然草」みたいなもんかもしれない。隠遁者が書き記した日記 それが今はBLOG ってこと?

それは、話したくても話し相手がいない、あるいは、話せないっていう 現代の孤独がなせる業なのかも知れない。

俺も、会話できる人がいない。同室のHさんやOさんとは話すけど、世間話程度。妻や子たちとの会話、会社で同じ目的で仕事する連中、NPOで同じ夢にむかって走っている連中 そんな仲間との会話ができない。

その寂しさを 感じる 年の瀬。

病室は、冬ぞ寂しさ まさりける 家族も友も 来れぬと思へば    骨折豚人(ほねおれのぶたひと)

原典 百人一首:山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば 

                          源宗于朝臣(みなもとのむねゆきあそん)

・・・・・・・・・失礼しました。




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