東日本大震災から10年を前に、震災遺構となっている宮城県気仙沼市の気仙沼向洋高校旧校舎と併設する伝承館のフェンスに「アリガトウ」と支援への感謝の気持ちをつづった文字がLEDの光で浮かび上がっている。
LED灯が入ったペットボトル約1500個で「アノヒカラ10ネン アリガトウ」などと文字で表している。それぞれのペットボトルには、地元の小中学生らが「たくさんの支援をありがとう」などと油性ペンでメッセージを書いた。
同校は高さ12メートルの津波に襲われ、4階まで浸水した。学校にいた生徒約170人は高台へ、教職員ら45人は屋上へ逃げて無事だった。
同館の館長は「みんなが助けてくれたことを絶対に忘れてはいけない」と話している。(WEB抜粋引用)