◇スピードスケート全日本選手権最終日(2019年12月30日 北海道帯広市・明治北海道十勝オーバル)
女子1500メートルで世界記録保持者の高木美帆(26=日体大職)が1分54秒08の国内最高記録で優勝した。約2時間後に行われた5000メートルも7分7秒33のリンク記録で制覇。初日の500、3000メートル、第2日の1000メートルに続く優勝で、3日間の全5種目を完全制覇した。
最終種目の5000メートルを終えてタイムを確認すると、高木美は膝に左手をつき、ふらふらになりながら右拳を握った。全5種目での優勝する完全制覇を達成。ベンチに仰向けに倒れ込み「しばらく目が回っていた。この3日間張り詰めていたので緊張の糸が切れた。疲労もあるが、放心状態という感じが強い。5冠よりも5本走り切れたことの方が達成感ある」と心地よい疲労を感じていた。
18年平昌五輪の1500メートルで銀、1000メートルで銅メダルを手にした中距離のエースが、圧倒的な強さを見せた。大会初日は500メートルで平昌五輪金メダルの小平奈緒(34=相沢病院)に0秒24先着して優勝。続く3000メートルも自身の国内最高記録を更新して頂点に立った。
2日目の1000メートルはリンク記録で制覇。この日の1500メートルは自身が1年前に記録した国内最高を塗り替えた。5000メートルでは10年に穂積雅子がマークしたリンク記録を10年ぶりに更新。5冠を達成し「1つ1つのレース自体は高い点数をつけられるレースは多くなかったと思うが、全体を通してや切きったことに満足している。終わった瞬間は“もう無理”と思いました」と笑顔を見せた。
(WEB抜粋引用)
フィギュアスケート女子で四大陸選手権2連覇の紀平梨花が男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦(ANA)らを指導するカナダ人のブライアン・オーサー氏に新たに師事することが13日、分かった。紀平は那覇市内で共同通信の取材に応じ「(2年後の)北京五輪へ向けて絶対に成長できると考えて決めた」と語った。浜田美栄氏が従来通りにメインコーチを務め、オーサー氏が第2コーチに就く。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で現在はオーサー氏のいるカナダに入国できないが、制限が解除され次第、7月にもトロントのクリケットクラブで練習を行う予定。「新たなスピンやステップからのジャンプなども学びたいし、トップ選手の動きを見てたくさんのことを吸収したい」と意気込みを口にした。
紀平は金メダルを狙う北京五輪のプレシーズンを見据え、サルコーとトーループの2種類の4回転ジャンプ習得を目標に掲げた。昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルでは4位に終わり、表彰台を独占したロシア勢に対し「超えないと北京五輪でも優勝をつかめないんだと意識して、今回は負けないと自信を持てる状態で試合に臨めるように練習したい」と対抗心を燃やした。 (WEB抜粋引用)
頑張って!
復帰戦のジャパンオープンを前に公式練習に臨む浅田真央
フィギュアスケートのジャパンオープン(3日・さいたまスーパーアリーナ)の公式練習が2日、行われた。
1シーズンの休養を経て復帰する浅田真央(中京大)は、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷するなど順調な仕上がりを見せた。
優勝した昨年3月の世界選手権以来の大会出場となる浅田は、その時と同じ会場での復帰戦を前に、「(優勝時と)同じレベルまで(状態を)もってこられた。いいイメージで臨めると思う」と力強く語った。最近の練習でトリプルアクセルを楽に跳べているといい、「うまく自分の中でコントロールできている」と笑顔を見せた。
大会は、男女各2人のチームによる団体戦。日本、北米、欧州の3チームが、フリーだけで競う。 (読売新聞)
健闘を祈る・気持は本気に戻ったか
「フィギュア世界国別対抗戦」(16日、国立代々木競技場)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、日本のエース羽生結弦(20)=ANA=が自身シーズンベストの96・27点をマーク。唯一の90点台で貫禄の首位に立った。2位は87・13点の閻涵=エン・カン(中国)、3位は86・48点のジェイソン・ブラウン(米国)。無良崇人(HIROTA)は82・04点で4位につけた。第1日のこの日は男女SPとアイスダンスのショートダンス(SD)が行われ、日本は43点で米国(48点)に続き2位につけた。同じ43点のロシアが3位。
集中力を高めた表情での迫真の演技を終えると、悔しそうな笑みを浮かべた。トリプルアクセル、3回転ジャンプをきれいに決め、流れるようなステップとともにほぼ完璧に進んでいたが、後半のトリプルルッツ-トリプルトーループの連続ジャンプで転倒するミスが出た。(紙面抜粋)
己 の 責 任