白煙たなびく火口から突如黒い噴煙が立ち上り、たちまち青空を覆った。20日正午前に起きた熊本県・阿蘇山の噴火。噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられるのは2016年10月の噴火以来5年ぶりで、自治体は被害確認に追われた。全国で新型コロナウイルスの感染者が減少し秋の行楽シーズンへ期待が高まる折だけに、観光業者は「客足に影響しなければいい
火口南側の南阿蘇村によると、火口の約2〜3キロ四方では、少なくとも中岳と隣の高岳の登山ルートに4人、風光明媚(めいび)な渓谷で知られる「仙酔峡」のルートに10人の登山者がいたが、いずれも下山した。この他、登山中だった京都大学の観測隊メンバーの無事も確認された。
火口北側の阿蘇市は登山者11人の無事を確認。火口南東側の高森町も情報収集を急いでいる。無事が確認された登山者数は、登山口の記帳箱などに入山を届け出た人が対象で、自治体の集計が重複している可能性もある。
阿蘇山はカルデラ内部に多くの住民が生活しているが、大多数の民家や宿泊施設は火口から5キロ以上離れているため、20日午後4時時点で、阿蘇市と高森町、南阿蘇村に避難情報を発令する予定はない。JA阿蘇高森中央支所(高森町)によると、これまでに降灰による農作物への被害は確認されていない。
が」と肩を落とした。
噴火した熊本県の阿蘇山・中岳の周辺自治体や県警は、火口付近にいた登山者の安否確認を急いでいる。
火口南側の南阿蘇村によると、火口の約2〜3キロ四方では、少なくとも中岳と隣の高岳の登山ルートに4人、風光明媚(めいび)な渓谷で知られる「仙酔峡」のルートに10人の登山者がいたが、いずれも下山した。この他、登山中だった京都大学の観測隊メンバーの無事も確認された。
火口北側の阿蘇市は登山者11人の無事を確認。火口南東側の高森町も情報収集を急いでいる。無事が確認された登山者数は、登山口の記帳箱などに入山を届け出た人が対象で、自治体の集計が重複している可能性もある。
阿蘇山はカルデラ内部に多くの住民が生活しているが、大多数の民家や宿泊施設は火口から5キロ以上離れているため、20日午後4時時点で、阿蘇市と高森町、南阿蘇村に避難情報を発令する予定はない。JA阿蘇高森中央支所(高森町)によると、これまでに降灰による農作物への被害は確認されていない。(WEB引用)