韓国ドラマ「モンスター」から
このドラマを主演したカン・ジファンは2年半ほど前、性暴行疑惑で逮捕された。
その後、1審、控訴審とも懲役刑・執行猶予の同じ判決を言い渡された。
現在はその罪をあがなう自粛生活を送っていると見られる。
ワルっぽいイメージのついたカン・ジファンが俳優として復帰してこれるかどうかは不明だ。心がけ次第で華麗な主役は無理でも、復帰の目は出てくるかもしれない。
彼のこれまでに主演したドラマや映画は比較的しっかりした数字を残している。
「モンスター」も (2016/MBC)で3月に放送が開始されて堅実な視聴率を叩き出したようである。
2016年に放送されたドラマ(82本中)の視聴率ランキングを挙げると、以下の通りになっている。
1位:「太陽の末裔」(放送局):38.80%
2位:「月桂樹洋服店の紳士たち」(放送局):36.20%
3位:「ドキドキ再婚ロマンス〜子どもが5人」(放送局):32.80%
4位:「輝け、ウンス視聴率」(放送局):32.70%
5位:「愛の香り~憎しみの果てに~」(放送局):28.80%
6位:「浪漫ドクターキムサブ」(放送局):27.60%
7位:「吹けよミプン」(放送局):26.60%
8位:「女の秘密」(放送局):25.10%
9位:「漆黒の四重奏<カルテット>」(放送局):23.50%
10位:「結婚契約」(放送局):22.90%
11位 「オクニョ 運命の女」 22.60%
12位 「凍える華」 22.30%
13位 「ドクターズ」 21.30%
14位 「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」 21.10%
15位 「青い海の伝説」 21.00%
16位 「パーフェクトカップル~恋は試行錯誤~」 20.10%
17位 「トッケビ」 19.60%
18位 「町の弁護士 チョ・ドゥルホ」 17.30%
19位 「江南ロマンストリート」 16.10%
20位 「野獣の美女 コンシム」 15.10%
21位 「アイムソーリー カン・ナムグ~逆転人生~」 14.60%
22位 「モンスター〜その愛と復讐〜」 14.10%
23位 「チャン・ヨンシル」 14.10%
24位 「W-君と僕の世界-」 13.80%
25位 「シグナル」 13.40%
26位 「嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~」 13.20%
27位 「花郎<ファラン>」 13.10%
28位 「これが人生!ケ・セラ・セラ」 12.40%
29位 「テバク!」 12.20%
30位 「もう一度始めよう」 12.10%
「モンスター」は22位にランクインしてきている。この下に知られたドラマの他、50本も続いているから人気のあったドラマのようだ。
カン・ジファンにソン・ユリの主演だから、若い世代の支持を受けたかと思いきや、韓国では40代以降の世代に強く支持されたとの記事とコメントが出てきた。
カン・ジファンとソン・ユリのコンビで思い出すのは、何と言っても「快刀ホンギルドン」だ。
現代的なスタイルやセンスにK-POP風のダンスも出て来る(?)、フュージョン時代劇だった。ラストに近づくに連れ、悲恋要素が加わってくるものの、何とも言えない魅力と世界観を残してくれたドラマだった。
またあのような魅力を生み出してくれるのを期待して「モンスター」を見始めたのだった。
深刻で悲惨な出だしにいささか面食らってしまった。
グクチョル(カン・ジファン)の少年時代を演じたイ・ギグァンとジョンウン(ソン・ユリ)の少女時代を演じたイ・ヨルムの演技がなかなかよくてグイグイ引き込まれた。
50話もの長い話ならこの二人でもう少しエピソードもほしいところだった。
そしたら物足りなかったラストのエピソードももう少し引っ張ることができて余韻を強く残せたかもしれなかった。
話の内容についてはユニークなキャラが次々登場して、復讐話の脇に発生する様々のエピソードを飾って飽きさせなかった。主人公カン・ギタンの人間味と逞しさに対し、復讐相手(親の仇)のピョン・イルジェの陰湿な残酷さとどこか女々しい計算高さがこのドラマを妙に深いものにしていた。
ピョン・イルジェがただ剛直でふてぶてしいだけの男を演じていたなら50話もの長いストーリーは飽きられていただろう。
チョン・ボソクの演じたピョン・イルジェはカン・ギタンの主役としての魅力に劣らぬ、嫌悪な魔力を発揮していた気がする。
その他の俳優(女優)もそれぞれキャラの魅力を存分に発揮していた。
ト・シニョン(チョ・ボア)はカン・ギタンに沿わせたいほどの魅力を放ってくれたし、ト・チュン(パク・ヨンギュ)、ファン・ジェマン(イ・ドクファ)、オク・チェリョン(イエル)はさすがの存在感を見せてくれた。
ただ、オ・スヨン(ソン・ユリ)についてはラストのあのエピソードだけでは、取り返せないイメージがついてしまっていた。彼女をヒロインとしてグクチョル(カン・ギタン)の前に戻すにはもうひと工夫ほしかった。
2人のためにあと一つか二つ、ラストのためのエピソードを用意しておきたかった。上手いところにラストを持ってきたものの、50話もの長い話を引き立てるために画竜点睛の目を欠いた印象は拭えなかった。
ここを上手く仕上げていたら、リピートに耐えるドラマになったと思われるのだが…じつに惜しかった。
このドラマを主演したカン・ジファンは2年半ほど前、性暴行疑惑で逮捕された。
その後、1審、控訴審とも懲役刑・執行猶予の同じ判決を言い渡された。
現在はその罪をあがなう自粛生活を送っていると見られる。
ワルっぽいイメージのついたカン・ジファンが俳優として復帰してこれるかどうかは不明だ。心がけ次第で華麗な主役は無理でも、復帰の目は出てくるかもしれない。
彼のこれまでに主演したドラマや映画は比較的しっかりした数字を残している。
「モンスター」も (2016/MBC)で3月に放送が開始されて堅実な視聴率を叩き出したようである。
2016年に放送されたドラマ(82本中)の視聴率ランキングを挙げると、以下の通りになっている。
1位:「太陽の末裔」(放送局):38.80%
2位:「月桂樹洋服店の紳士たち」(放送局):36.20%
3位:「ドキドキ再婚ロマンス〜子どもが5人」(放送局):32.80%
4位:「輝け、ウンス視聴率」(放送局):32.70%
5位:「愛の香り~憎しみの果てに~」(放送局):28.80%
6位:「浪漫ドクターキムサブ」(放送局):27.60%
7位:「吹けよミプン」(放送局):26.60%
8位:「女の秘密」(放送局):25.10%
9位:「漆黒の四重奏<カルテット>」(放送局):23.50%
10位:「結婚契約」(放送局):22.90%
11位 「オクニョ 運命の女」 22.60%
12位 「凍える華」 22.30%
13位 「ドクターズ」 21.30%
14位 「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」 21.10%
15位 「青い海の伝説」 21.00%
16位 「パーフェクトカップル~恋は試行錯誤~」 20.10%
17位 「トッケビ」 19.60%
18位 「町の弁護士 チョ・ドゥルホ」 17.30%
19位 「江南ロマンストリート」 16.10%
20位 「野獣の美女 コンシム」 15.10%
21位 「アイムソーリー カン・ナムグ~逆転人生~」 14.60%
22位 「モンスター〜その愛と復讐〜」 14.10%
23位 「チャン・ヨンシル」 14.10%
24位 「W-君と僕の世界-」 13.80%
25位 「シグナル」 13.40%
26位 「嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~」 13.20%
27位 「花郎<ファラン>」 13.10%
28位 「これが人生!ケ・セラ・セラ」 12.40%
29位 「テバク!」 12.20%
30位 「もう一度始めよう」 12.10%
「モンスター」は22位にランクインしてきている。この下に知られたドラマの他、50本も続いているから人気のあったドラマのようだ。
カン・ジファンにソン・ユリの主演だから、若い世代の支持を受けたかと思いきや、韓国では40代以降の世代に強く支持されたとの記事とコメントが出てきた。
カン・ジファンとソン・ユリのコンビで思い出すのは、何と言っても「快刀ホンギルドン」だ。
現代的なスタイルやセンスにK-POP風のダンスも出て来る(?)、フュージョン時代劇だった。ラストに近づくに連れ、悲恋要素が加わってくるものの、何とも言えない魅力と世界観を残してくれたドラマだった。
またあのような魅力を生み出してくれるのを期待して「モンスター」を見始めたのだった。
深刻で悲惨な出だしにいささか面食らってしまった。
グクチョル(カン・ジファン)の少年時代を演じたイ・ギグァンとジョンウン(ソン・ユリ)の少女時代を演じたイ・ヨルムの演技がなかなかよくてグイグイ引き込まれた。
50話もの長い話ならこの二人でもう少しエピソードもほしいところだった。
そしたら物足りなかったラストのエピソードももう少し引っ張ることができて余韻を強く残せたかもしれなかった。
話の内容についてはユニークなキャラが次々登場して、復讐話の脇に発生する様々のエピソードを飾って飽きさせなかった。主人公カン・ギタンの人間味と逞しさに対し、復讐相手(親の仇)のピョン・イルジェの陰湿な残酷さとどこか女々しい計算高さがこのドラマを妙に深いものにしていた。
ピョン・イルジェがただ剛直でふてぶてしいだけの男を演じていたなら50話もの長いストーリーは飽きられていただろう。
チョン・ボソクの演じたピョン・イルジェはカン・ギタンの主役としての魅力に劣らぬ、嫌悪な魔力を発揮していた気がする。
その他の俳優(女優)もそれぞれキャラの魅力を存分に発揮していた。
ト・シニョン(チョ・ボア)はカン・ギタンに沿わせたいほどの魅力を放ってくれたし、ト・チュン(パク・ヨンギュ)、ファン・ジェマン(イ・ドクファ)、オク・チェリョン(イエル)はさすがの存在感を見せてくれた。
ただ、オ・スヨン(ソン・ユリ)についてはラストのあのエピソードだけでは、取り返せないイメージがついてしまっていた。彼女をヒロインとしてグクチョル(カン・ギタン)の前に戻すにはもうひと工夫ほしかった。
2人のためにあと一つか二つ、ラストのためのエピソードを用意しておきたかった。上手いところにラストを持ってきたものの、50話もの長い話を引き立てるために画竜点睛の目を欠いた印象は拭えなかった。
ここを上手く仕上げていたら、リピートに耐えるドラマになったと思われるのだが…じつに惜しかった。
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