雨の記号(rain symbol)

記憶に残る選手

新庄劇場、札幌で驚異の視聴率

プロ野球選手として最後の記者会見に、笑顔で臨む新庄。「3年目にして花を咲かせることができた。その花の色は、美しく、たくましい金色」と喜びを表現(27日、札幌ドーム)(時事通信社)
第5戦視聴率 札幌で驚異の73・5%
(スポーツニッポン) 2006年10月28日(土)06:13
 新庄の涙の“ラストダンス”が驚異的な数字を叩き出した。26日の日本シリーズ第5戦の視聴率が札幌地区で瞬間最高73・5%、平均52・5%(ビデオリサーチ調べ)を記録。放送した北海道テレビ(テレビ朝日系列)では開局以来、歴代最高の数字となった。 ウイニングボールをつかんだ森本と抱き合い、号泣した新庄。

 久しぶりに記録に残る選手でなく、記憶に残る選手が登場した。近頃は数字の時代を反映してか、記録追求型の選手ばかりになってしまっている。「新庄劇場」はそれに一石投じたものとなった。
 野球選手として彼が積み上げてきた成績など、数字を見ただけならおそらく平凡なものであろう。彼より優れた成績を残した選手は腐るほどいるに違いない。だが、彼ほど強い印象を残した選手といえばどうであろう。
 僕には長嶋選手くらいしか(一茂ではない)思い当たらない。彼の印象はそれほど強烈なのだ。
 新庄選手のプロ球界への貢献度を考えてみよう。彼が今年いくらもらって選手としての仕事をこなしたかは忘れてしまった。だが彼の果たした役割は年俸十億や十五億には匹敵しよう。それだけ彼はファンを集めたし、開拓したし、話題をさらってきたのだ。彼に引かれてグラウンドに足を運んだ人たちの中には、野球をろくに知らない人たちもたくさん混じっているに違いない。そんな人たちをも彼は集めてしまったのだ。
 プロスポーツは人気商売である。
 自分の記録を追及するだけで、稼ぎも役割も事足りると考えている選手たちには、その辺を大いに考えてほしいところである。
 出でよ、新庄選手に続く記憶に残る選手。
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