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韓国の歴史ドラマ、ホジュン(宮廷医官への道)はGyaOで人気配信中だが、これを第一話からずっと見てきて興味深いことに気づかされた。
ドラマ”宮廷女官チャングム”のモデルについてである。
”宮廷女官チャングム”はご存知イ・ヨンエが主演し、世界中の人たちがその魅力にはまった韓国を代表する名作中の名作ドラマだ。
”ホジュン”と”チャングム”を手がけた監督は歴史ドラマの巨匠イ・ビョンフンである。
”ホジュン”は1990年代にテレビ放送され、視聴率は60数%にも達したと聞く。ドラマに登場した薬草(等)を使ったドリンクが飛ぶように売れたというから、社会に与えた(及ぼした)影響のすさまじさがうかがえる。
このドラマは両班の父との母を持つ庶子ホジュンが医術の世界に身を投じ、努力を重ねて宮廷医官の頂点に上り詰めるまでのサクセスヒューマンストーリーだが、主人公に影のように寄り添っては離れ、離れては寄り添うヒロイン(イェジン)の不思議な存在感によって視聴者はぐいぐい引っ張りこまれていってしまう。
ヒーローにはいいヒロインが必要とはこのことだ。富む者より貧しい者をいたわり、報われなくても正しいことをやる。それが困難なのは利益や出世や金に結びつかないこと。だから多くの者は利益や出世に向かって人の背中を踏み台にして上に駆け上っていく。
いいのよ、それで。人が認めなくても報われなくても、そんなあなたが私は好き。
別に言葉にならなくてもいい。そんな表情があるだけで主人公の心は温かなもので満たされる(いや、主人公ではなくそんな彼に感情移入した視聴者の自分が)。
ドラマを見ていくうち、何も語らないながら、ホジュンを見つめるイェジンのやさしさにあふれた眼差しが脳裏のどこかにこびりついてしまった。
出番は決して多くないにもかかわらず、彼女の存在感のためにどんどんホジュンの活躍に引っ張られていった。
やがてドラマの舞台は都に移り、話も佳境に入っていく。
科挙に受かって都ヘ去った息子ドジに対し、ホジュンの師でもあるユ・ウィテは悲観を覚えている。医が仁術であることを体得しないまま医官として都へ上がってしまったからだ。
すでにユ・ウィテには死期が迫っていた。不治の病が身体を蝕んでいた。
彼は自分が叶えられなかった夢を息子へではなくホジュンに託そうとする。人間としての徳や品性を失ってしまっている我が子ドジには、イェジンに世話を託す。医術以前に彼女の心優しい支えが必要と考えたのだ。それが血の繋がった息子への親として精一杯の愛情だった。ホジュンへの秘めた思いに気づきながら、娘のように可愛がってきたイェジンへの精一杯のわがままだった。
こうして話の前半を彩った老医は去り、ひと足早くイェジンも去り、ホジュンの志も都へ注がれるようになった。
ヒロインであるイェジンがすんなりドジの嫁に収まってはこのドラマは終わってしまう。終わらなくても視聴率は下がってしまう。
したがってそうはならないストーリーが待ち受けているのだが、この流れがまたイェジンにとって困難でいたましいものなのだ。
苦難の道ではあっても男であるホジュンには前方に光が差しているが、女であるイェジンの前方にはまるで光が差さない。
そう感じさせるのはすでに彼女が極めて架空性の強い女性であるのを示している。だからこそ透明感のある存在でもある。そこに持ってきて彼女のあえかな表情と美貌が主人公に感情移入している男心をくすぐってくるのだ。
何ともはや・・・彼女の不遇に続く不遇にハラハラしたものを覚えていると、
ようやく登場したカッコイイ両班青年がミン・ジョンホ、いやイ・ジョンミョンだった。
すわーっ、彼がイェジンのために登場し、ホジュンとの三角関係を形成してやがては結ばれる相手なのか――と考えたら、ぜんぜん違っていた。彼はイェジンの人生に関わりながら、無残な最期を迎えるのだ。
話がここに及んできて、ここでのイェジンとイ・ジョンミョンがチャングムとミン・ジョンホのモデルなのではないかと僕は思い至ったわけだった。
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イ・ヨンエは「チャングム2」に出演せず=MBC発表
韓国女優イ・ヨンエの出演に関心が集まっていたMBCドラマ「宮廷女官チャングムの誓い2」について、「最終的にイ・ヨンエは出演しない」と確定したことがわかった。
MBCは19日「現在企画中の時代劇ドラマ『チャングムの誓い』続編に、前作の主人公イ・ヨンエは出演しないことで最終決定された」と明らかにした。
また「イ・ヨンエ側が一身上の理由で出演が難しいとの意志を伝えたため、今回の決定が下された」と説明している。
これによりMBC側は、イ・ヨンエ側との相互協議により出演が実現しない場合に備えて、これまで準備してきた「チャングムの誓い」のリメイクドラマ制作など、後続案を検討中であるとしている。
2003年に放送された「宮廷女官チャングムの誓い」は韓国国内だけでなく海外でも高い人気を誇り、”韓流ドラマの代表”として浮上。全世界に韓国料理を広めるのにも一役買った。
MBC側は「韓流コンテンツ発展のために持続的に韓流ドラマを開発、制作していく方針」と語った。
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