雨の記号(rain symbol)

韓国映画「二つの恋愛」予告編から

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演技における「二つの恋愛」ギュリの日本語VS「猟奇的な彼女2」ビクトリアの韓国語


 アイドル歌手出身の女優パク・ギュリ(元KARA)とビクトリア(f(x))が演技で認められるため奮闘した。何よりも2人が注目されるのは言語の壁を超えた挑戦を選択した点だ。韓国人であるパク・ギュリ(27)は日本語での演技を、中国人であるビクトリア(29)は韓国語での演技を試みた。

 まず、パク・ギュリは14日に(韓国)公開した映画「二つの恋愛」でスクリーンデビューを果たした。ガールズグループ「KARA」のリーダーとして活動し、韓国や日本で大きな愛を受けていたパク・ギュリはドラマ「チャン・ヨンシル」に続いて映画でも安定感のある演技を見せ、合格点を獲得した。

 異国的な容姿のパク・ギュリは「二つの恋愛」で取材のために日本から韓国にやって来た在日韓国人記者役を担った。在日韓国人役であるだけに、日本語のセリフが多かった彼女は「KARA」の海外活動で培った優れた日本語能力を見せた。それだけではない。韓国語が未熟なキャラクターに合わせ、つたない韓国語の演技を引き出し、これまでの研究や努力を感じさせた。

 映画は恋を前にして正直な男の現実的なロマンスを描き、パク・ギュリ以外にもキム・ジェウク、チェ・ジョンアンらが出演する。規模の大きな映画ではないため、美化されず現実的な恋に近づけるために努力したとのことだ。
(エンタメニュースより)


 
 この映画の予告編があったので視聴してみた。ギュリの日本語力は大したものである。日本で暮らした時期を持つキム・ジェオク相手に日本語のやりとりで奮闘してみせている。
 さすがにK-POPガールズ(KARA)を率いて日本で集中的に活動してきただけのことはある。厳密には在日韓国人記者といえるかどうかは(?)だが、これだけ話せれば大したものには違いない。
 韓国に住む人たちから見れば、ギュリは日本人と変わらない日本語を駆使しているように見えることであろう。
 しかし、実際は微妙に違う。生まれながらに身についた日本語とは少し異なる。
 この逆の話をしよう。
 韓流がブームとなり、ひと頃、SMAPで活躍する草なぎ剛が韓国語を駆使するタレント(チョナンカン)として韓国で人気を博した。
 これを見て自分は草なぎ剛がペラペラと自由自在に韓国語を駆使していると思ったものだった。
 ところが何年か経ってそうじゃないと知った。
 ユーチューブで韓国のバラエティの番組を見てたら、あるタレントが草なぎ(チョナンカン)の韓国語を真似して見せる場面があった。もちろんそんな説明などなしにだ。彼がそれを始めると周囲の者はゲラゲラ笑い出した。何を笑ってるのだ、と思った。そのタレントは草なぎ(チョナンカン)の変なイントネーションの韓国語を真似していたのだ。
 日本語イントネーションの混じった韓国語が妙におかしくて、草なぎ剛は向こうで大うけしたのだったかもしれない。
 同じくKARAの一員として活躍したジヨンの日本語はかなりのものである。彼女はラジオの番組をひとつこなしているが、たまたまこれを聴いて”話してるのはいったい誰だろう?”と自分は考えてしまった。ジヨンと知ってびっくりした。
 ギュリとジヨンは五つ六つ年齢が離れている。日本にやってきた時、ジヨンは十五六歳の頃だ。この差は大きいかもしれない。
 もう一人、ハン・ヒョジュも比較的きれいに日本語を話す。もっともこれは日本映画「デビクロくんの恋と魔法」を見ての話である。
 普通に日本語を話すなら、おそらく、ハン・ヒョジュよりもギュリの方が使いこなせるんじゃなかろうか、と自分は見る。日本語に触れた時間はギュリの方が圧倒的に多そうだからだ。
 しかし、「デビクロくん…」でハン・ヒョジュはきれいな日本語を使っていた。監督やスタッフのアドバイスがしっかり入りながら映画は完成していったのであろうか。
 
 韓国映画「ふたつの恋愛」でのギュリとキム・ジェオクの日本語でのやりとり場面はやや甘く感じられる。しかし、二人は主役ではないし、韓国の人たちが見る分には十分かもしれない。

 これらの例を通し、ネイティブの言語を身につけるのがいかに大変なのかを理解できようというものでもある。
 
 ★★★


 「二つの恋愛」は過去に大ヒットした映画「猟奇的な彼女」はシーズン2として制作されている。ファンは熱い関心を示している。主人公は前編の主演チャ・テヒョンと“新たな彼女”を演じるビクトリアである。

 劇中、ビクトリアが演じる“彼女”は普通の男キョヌの初恋だ。“猟奇的な彼女”チョン・ジヒョンがチャ・テヒョンに会うはるか前、ビクトリアが思い出の一ページを飾っていた。幼い頃、友達の冷やかしでキョヌを助けた彼女は大陸の裕福な一家の一人娘だ。その時期の約束だけを信じて純粋に(? )、再び韓国を訪れる。

 今回の作品では猟奇的な新婚生活が描かれる。小心者のキョヌと彼を改善させようとする彼女のハツラツな姿を通して、笑いを提供する予定だ。

 ビクトリアは外国人として初めて、100%韓国語の演技に挑戦した。チョ・グンシク監督は当初、韓国語のできない役柄であるため言語に関して負担を抱かず演技するよう望んでいたが、ビクトリアが志願して血のにじむ努力をしたという。

 制作報告会でビクトリアは「チャ・テヒョン先輩がとても演技が上手で、相手をすぐに(役に)没入させてくれる」と話し、チャ・テヒョンは「ビクトリアはチョン・ジヒョンに劣らない魅力がある」と称賛し、2人の呼吸に期待感を仰いだ。来る5月5日、韓国公開となる。

★★★

 チョン・ジヒョンとチャ・テヒョンの“猟奇的な彼女”は自分の見た映画で傑作の部類に入る。

 チョン・ジヒョンに『僕の彼女を紹介します』という姉妹編があるのだから、チャ・テヒョンに姉妹編の「ふたつの恋愛」があっても不思議はない。
 『僕の彼女を紹介します』は“猟奇的な彼女”につながるこじつけっぽい話だったが、こっちはどういう結末が待っているのだろう。
 同じようにこじつけっぽくなっては、“猟奇的な彼女”だけが浮かばれてしまう結果になりそうだ。
これはこれでいい話であってほしいものである。







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