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韓流ドラマの視聴を本格的に再開した。
韓国旅客船の沈没以後、音楽はまったく視聴していない。物を書くのもほとんど中断していた。
しかし、韓流ドラマの視聴は完全に絶っていたわけではなかった。日に3、4時間の視聴を1、2時間に減らしながらも、ケーブルテレビの「トキメキ☆成均館スキャンダル」だけは欠かさず見続けてきた。
成均館は今も名門大学として存在するようだが、正祖が(朝鮮王)であった頃、どんな学生塾(孔子崇拝)であったかは知らない。間違いないのは将来のこの国を支えるエリート男子の学び舎(女人禁制)だったことだ。
ヒロインのキム・ユニは、ひょんなことがきっかけで弟キム・ユンシクになりすましてこの世界に飛び込む。そこから美青年の彼(?)を巡る騒動が始まる。
ちゃんと当時の背景的重しもあって、ストーリーは次第に重厚な展開となっていく。
英祖の推し進めた「双挙互対」の政策は、英祖亡き後もこの学び舎で色濃い影を落としているようである。すなわち、ユ・アイン演じるムン・ジェシン(少論派)たちとパク・ユチョン演じるイ・ソンジュン(老論派)らは激しいライバル関係にあるのだ。
英祖は老論の後押しを受けて王の座につくが、日陰に追いやられた一派(少論など)の謀略を経験し、バランス重視の「双挙互対(今風にいえばペレストロイカ?)」の政策を打ち出す。これによって権力は分散して安定を得たが、主流を自負する老論は貞純王后と手を組み、英祖と荘献世子の離反を画策する。体調の優れぬ英祖は彼らの意に染まり、荘献世子を廃世子にし、米びつの中に閉じ込める。荘献世子が餓死したのは27歳の時である。
このドラマに登場する正祖王は荘献世子の息子である。老論派の陰謀を書き記したもうひとつの遺書がある。それを探し出したキム・ユニの父とムン・ジェシンの兄は老論の手にかかって暗殺された。
その遺書はキム・ユニの父の手でどこかに隠されている。
正祖王は自分の見込んだキム・ユニたち四人にそれを探させようとする。しかし、四人の一人イ・ソンジュンの父は老論派を仕切るドンなのであった。
このような筋書きがキム・ユンシクの美しさとかよわさともどもサスペンスを呼びながら展開していくのである。
水中から助け起こすあの瞬間まで、キム・ユンシクを女と気づかないイ・ソンジュンの純情ぶりは、坊ちゃん風の容貌もあってじつに傑作だった。
ドラマとしての出来は(通)である。
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