介護調査が済んだら、今度はリハビリに。行きたくないとお袋が駄々をこねる。まーこの辺は、僕の腕の見せ所だ。何だかんだと持久戦。結局、病院に連れていく。その辺はもう慣れた。つか、自分に置き換えたら、嫌になると思うよ。
僕は人格者でもないし、悟りを開いてるわけでもないからねー。開きたくもないけど。
リハビリを終えて、原信へ。買い物少々・・・お昼は例によって、お金が掛らず腹にたまるコッペパンもどきに、格安いなり寿司、キャベツの千切りに、水をがぶ飲み。朝晩と違って、満腹感が得られれば何でも良いのだ。
晩ご飯を終えて、しばしニコニコ生放送に張り付き、原発関係のライブを観る。結局の話、福島の現地でどれだけの汚染が進んでいるのか。反原発の代表的な論者である講演者は「放射線には閾値がない」と持論を繰り返した。
日本で認められている1ミリシーベルトでさえ、放射線によるガン患者が出るレベルであって、“福島での20ミリシーベルト”という国が認めた基準値は、トンデモない数値であると語る。
確かに1ミリシーベルトの基準を適用すれば、正直言って、福島県には人は住めなくなる。「極めて政治的な判断」だってことは、間違いないだろう。
“どんな微量でも放射線が有害(閾値がない)”なのかについては、僕は同意しかねる。ただ、乳児・幼児に関しては、この数値が大丈夫かって言えば、そうとも言えない。大人は、耐性があるから、その数値でも構わんと思うけどね。汚染は、この時代に生きる僕たちにも責任があるよ。
そのまま、ニコ生で現在公開中の「10万年後の安全」を有料(1600円)で視聴。松本での上映を見る必要がなくなったなー。よしよしニコ生、よくやった!
使用済みの高レベル放射性廃棄物は、生物に影響を与えなくなる10万年間、数百メートルの地中に恒久的に保管しなければならない。その世界初の取り組みをするフィンランドの施設にカメラが入り、関係者に監督は、その処分に関して何度も問いかける。
同じ地層処分をしようとする日本。受け入れる自治体はどこにもない。18億年の長きにわたって安定している岩盤で“処分”しようとするフィンランド。その原発先進国でさえ、10万年後まで、管理出来るのか?未来の人類が掘り起こさないのか。そもそも未来人は“信頼できる”のか。
10万年前の人類はネアンデルタール人だ。看板で注意喚起して、そもそも通じるのか?人間が作った建造物で、それだけの期間壊れなかったものなどありはしない・・・
監督は最終処分場の賛否を明らかにしない。ただ、日本の原子力産業がそんな“熟慮”を重ねていないことだけは確かだ。先進国の苦悩と逡巡。
怖い映画ではないけど、突き付けるテーマは、重く深い。
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