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いや～面白かった『あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します』（新書館）。読んで字のごとく、気になって仕方無いんだけど、怖くていけない、いかにも危なそうな店に行って、注文したメニューを完食するという無茶な企画。
店の中をゴキブリが闊歩し、サービスのキムチにカビが生えてる＜中華飯店＞、汁に脂めいたものが浮かび、カビ臭いそばを出し、はるか昔から継ぎ足された味噌汁を出す某そば屋・・・行く店行く店で、期待に違わず、気分が悪くなり、トイレ
へと駆け込む。当然、お店の名前は公開できないから、匿名で。幸い“死んでない”店は、名前と連絡先が、公開されてますけど・・・たったの３軒
。掲載誌は「ウンポコ」というマンガ誌で、つい先日、２００９年３月に休刊となりました・・・ち～ん。
“生きてるか死んでるかわからない店”なんて、好き好んで行くもんじゃないけど、そうそう思い出した。十何年前だったかなぁ・・・生協の配達を終えて、国道沿いのちょっと怪しげな店に入ったのさ。
時間はお昼時を過ぎててね、周りの店が閉まってて、開いてるのがその店だけ。うんうん、独特のオーラがあってね。テーブルは汚いし、店の中には猫が何匹もテーブルの上、下、厨房まで我が物顔で出入りしてて、あちこちに毛は抜け落ちてるし、コップの色もくすんでいるし、入ってる水の色もちょっと怪しい
。五目ラーメンか何か頼んだと思うけど、まぁまぁ旨かったんだよ。腹も壊さなかったし・・・今、そのお店はどうなったって？
しばらくしてお亡くなりになりましたけどね
。鍋焼きうどんを食べて、たぶん酸化した油を使ってたんだろうねぇ。それで帰ってから、具合悪くなって寝込んだって店もあったよ。そんなこともあって、鍋焼きうどんにはトラウマがあってね。苦手なんだ。その時の不快感が蘇ってくるもん、今でも気持ち悪くなるくらい
。そこって、僕のウチの近くにあってね、だから詳しくは書けないんだ・・・まぁ、今でも生きてるんだから、そのときたまたまだった、とは思うんだけどね。
二度と行く気にはなれないよね、やっぱりさ。
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