陽だまりの中

雨も上がったとある日

まだ花もつかないツツジの根元に彼はいた

学術的な統計から見るとネコという生き物は気をぬくと体調が1.5〜２倍に伸びるようだ

實はこのネコは近所に住み着いた時にはまだ生後数週間の野良だった

いつのまにか近所のお孫さんがミルクをあげるようになっていつのまにか名前がついた

親とはぐれたのか捨てられたのかはわからないが非常に警戒心が強い彼だった

しかしいつの頃からか私に慣れてきた

そんな日常を悲しみが襲った

彼が急にいなくなった

3日、１週間と日にちが経った

２週間目のクリスマスイブの日に前触れもなく彼は我々の元に帰ってきた

近頃では私の手のひらから餌を食べてくれるようになった

このネコもこのまま幸せいっぱいな人生？ネコ生？を謳歌してほしい