国内でカトレア等の洋蘭を購入すると、植え込み材料は水苔が定番になっています。でも、水苔&素焼き鉢という組み合わせは、温室を持っていないとまず根腐れします。冬場は当然ですが、梅雨時でも急に気温が下がっても株を乾燥させる事は難しく、多くは素焼き鉢の表面にカビが発生します。結果として、根にもカビが生え、根腐れします。バークの場合、乾きにくい栽培環境では、大きめのバーク&軽石&素焼き鉢にすれば、まず根腐れしません。最近は、プラスチック鉢でも側面に切り込みの入ったスリット鉢が売られており、根腐れの心配は小さくなりました。植え換えや鉢上げも短時間で済み管理が楽です。ただ、置き肥より液体肥料の濃度を薄くして、施肥の頻度を多くする事を心がけて下さい。蘭用液肥でいうと、2000~4000倍で十分です。着生蘭の代表であるバンダで一度、毎日8000倍の液肥を水代わりに施肥した経験がありますが、年に数回開花しました。
Blc. Ports of Paradise 'Gleneyries Green Giant' FCC/AOS
アメリカでのこの品種の生産先から、在庫ゼロの連絡が入りました。ハワイ等の蘭園からの輸入も考えられますが、その元になるアメリカ本土の蘭園からの供給が止まりますので、在庫の保持を確約出来ない状況です。購入を検討されている方は、お早めに連絡をお願いします。
今日、Kaplana Tropicals Orchids HawaiiからWaldor Orchidsによるノンウィルスフリーの古典的名花が入荷しました。花芽付き、新芽成長中の株がかなりあり、早い者勝ちです。
Blc. George Herbert Walker Bush 'Waldor' AM/AOS
日本では、バンダは木枠のバスケットで育てる品種と思われていますが、アメリカでは違います。バークのLサイズにプラスチック鉢で育てておられている方法がとられています。窓際のブラインドの木漏れ日で十分育ちます。
今、そのような品種を楽天オークション、orchids in the World (ネットショップhttp://orchids.ue.shopserve.jp/)で紹介しています。まだ、小さな株です。可愛いです。また、バンダは、大型のばかりが国内で紹介されていますが、中には、リーフスパンが15cm程度のものも有りますし、芳香性の品種もあるんです。
皆さんのご希望があれば、小型で香りのある品種を輸入します。ドンドンご意見をお願いします。
写真の株、近々入荷します。それ以外の日本国内では流通していない株が入荷します。古い株、通常は要注意です。でも、mother株がVirus Freeのものから作成したものに限って輸入します。最新株、国内で入手困難な株も輸入します。価格は、安いとは言いませんが、安くて良品というのは、グローバルには、「安いことは、何か問題がある」という認識を持って下さい。蘭以外でも、車で見れば分かります。ベンツは高い、でも安全で性能は良い。安い車は、すぐに問題を起こしたり、安全性に問題が発覚したりです。
国内流通蘭も同じです。ある蘭の病気に関して書かれた本には「安い株には手を出すな」と書かれています。当店の蘭は、検疫費、輸入コストを考えると信じられないほど安価です。秘密は、簡単です。私の人件費が価格に入っていないからです。一株、二株でも試しに購入して下さい。株が、全てを証明してくれます。