ウラグチ

月曜の夜７時から放送する某バラエティ番組。
このような芸能人が内輪で騒ぎ立てるしょうもない番組は見ないようにしているのだが、母がこの手の番組が好きなので渋々見て(見させられて)いる。

この番組では大食いコーナーがあり、食欲ネタでしか需要がない女性タレントがゲストと大食いを競うという、はなはだ愚劣なことをやっている。
別にこの女性タレントのことは好きでも嫌いでもない。
ただ、大食いという行為そのものが見るに耐えないのである。

ネット等でこの女性タレントは「おいしそうに食べる」「食べ方がきれい」「残さず完食する」ので好印象を得ているようだ。
しかし、俺に言わせれば大食いそのものが下品であり、食べ方で繕ったとしてもそれが免罪符になるとは思えないのである。
例えば、強盗が「金を出せ!!」と恫喝するところを「お金を出してください」と丁寧に言い換えたとしても、やっていることは強盗と変わらないのと同じである。

これはこの大食い番組に出ている芸能人だけでなく、番組制作側やスポンサーも同罪である。
もちろん、こんな馬鹿げたメニューを提供する店も同じ穴のムジナであり、俺は決してこんな店で飲食しようとは思わない。
「足るを知る」ということを大食いという愚行をする輩は心得るべきである。