GSX-R1000R
2018年にうちで新規で立て、そこから
コツコツ仕上げてきました。
今だから言えますが2018年、2019年
はこのバイクにめちゃくちゃ苦労したし、
思い通りに走らせる事が僕にはできま
せんでした。
あれは2019年の鈴鹿最終戦の木曜日
のFP1スプーンコーナーの一個目侵入で
思った事なんですが、『このバイクと
仲良くなるにはあと三年かかるな。。』
ってその時にここから三年誰が応援して
くれるんだ?ほんとに思い通りに仕上げ
る事ができるの?どんなにトレーニング
をしても腕上がりは治らないしもう
辞めるしかないかって、、、
実は19年最終戦でライダーを辞める事を
まあまあ真剣に考えてました。
そんな事もありましたが、今は
22年の夏!
あれから約三年が経ちました(笑)
もちろんこのバイクを速く走らせる
事ができるライダーもいます!
山梨のライダーとか外人ライダー、
海外経験のあるライダーですかね。
彼らがあまり気にしない部分を僕は
気になって攻めきれないって話なん
です。
なんでそこを徹底的に治そうと、また
J-GP2の時のように生形秀之の趣味の
世界に突入しました。
これは余談ですが
僕は趣味を突き詰めたら下手な仕事より
よっぽど強いと思ってます。
J-GP2の時もある意味僕がやりたい事を
実証して結果も出しました。
チャンピオンは獲れなかったけどね😆
なので僕はバイク作りに関して独自の
ノウハウと自信を持っています。
そんな感じて2020以降コツコツと
バイクを仕上げて、色々な人達
(エンジニア)とディスカッションを
してきました。
そして今年のもてぎで一つ問題点を
突き止めました。
これはかなり大きかったと思います。
近年のバイクはエンジンマネージメント
でいかようにもなります。もちろん
車体も大事ですが!
実は僕と同じでそこに苦労していた
ライダーがいました。
付き合いも長いので彼の好みは理解
しています(笑)僕が作ったバイクなら
彼は気にいるはずだと思ってました。
彼です(笑)
すぐ気に入ってくれましたね。
残念ながら予選アタックできなかった
けどいいタイムを出しただろうなって
思います。決勝も終始安定したラップを
刻んでくれました。
心も初のGSX-R&ブリヂストンタイヤ
でしたが、レースウィークでどんどん
慣れてくれて、最後はかなり乗りこなし
てくれました!
チーフのツネちゃんはこんな?キャラ
なんですがライダーに寄り添って
くれます。
彼と一緒にバイクを作ってきました!
拓也とコンビでもあるのでやりやす
かったですね!
と言うわけで生形秀之はいいバイクを
作れたと思っています❗️
趣味も自信を持って諦めずにやり続ける
と大きな成果を出せるんです😁
※ここで言っている趣味とは
バイクに対する生形秀之の個人的な
好みやイメージを具現化する作業の
事です。
僕が作ったGSX-MFD6も
いいバイクでした😎
※バイクを作り上げる。
これには多くの協力者、無茶振りに
付き合ってくれ形にしてくれる外注先、
信頼できるチームスタッフ、
そしてパートナーの皆様のご支援、
ご協力があって成り立ちます。
改めてお付き合いくださり
本当にありがとうございます。