ヘヤピンから

今回2スティント目にペースの遅いマシンと絡みヘヤピンで転倒。
マシンからは水もオイルも出ていたのでもうダメかなと思いました。
レースとしては1周目に終わっていたような物だったけどなんとか
チェッカーを受けなきゃと押して戻ることを決めました。（コースを
知らない人にはわかりにくいですがへヤピンコーナーとはちょうど
コースの半分位の所。鈴鹿サーキットは約５，８ｋｍ）

実際押してみると１０００ｃｃのマシンはすごく重い、それに転倒の
せいでマシンもまっすぐ進まない。ちょっと厳しいかなと思ったりも
したけどオフィシャルの人も熱心に手伝ってくれるし、ヘヤピンの
観客もすごく応援してくれとても勇気付けられました。

しかしほんと辛い。ただ辛い。ひたすら汗が出てくる。テレビで観た
ことあったけどこんな辛いとはって感じ。もう途中からはただの意地
みたいな物でした。各ポストで水分補給はさせてれるけど途中から
水も飲めなくなって足もフラフラ。最後は意識ももうろう。やっとの
思いでピットにつく頃にはもう立てない位でした。でもピットでみんな
が待っててくれたのをみた時にがんばってよかったなと思ったりも
しました。

僕はそのままメディカルに担ぎこまれ点滴を受けました。またも大
嫌いな注射。しかも1回目は失敗。2回も打たれました（泣）

結局マシンに致命的なダメージがあって走ることはできなかった
ですが手伝ってくれたオフィシャルの皆さんにお礼が言いたいです。
皆さんありがとう！あとヘヤピンやマッチャンで応援してくれた観客
の皆さん僕はピットまで戻りましたよ（笑）
応援ありがとうございました！