人は、「もっともっと」と、求め続けていく愚かな生き物です。
どこまで行っても満足しない、
そんな状態は不幸を招いてしまいます。
今日の電話
この人は、前立腺がんの抗がん剤治療で入院中、死にかけていた人でした。
放射線治療も実施し、大変な状況でした。
糖尿病、高脂血症、痛風などの病気をもち、
海外にも遊びに行けるようになっていました。
本来なら、死んでいたかもしれない人が、元気になったわけです。
それを忘れて、自由奔放に、甘いものを貪る。
忘れてはいけないことがあるでしょう。
どれだけ大変な状況を、周囲がカバーし、支えてくれていたのか。
一病息災というように、
病気があればこそ、自分で用心するので健康を保っていけるのです。
この人の状態は、私への戒め。
私もガンだったことを忘れないで、
病気から生還したことに感謝をして精進をしていきたいと思います。
当時と比べたら、十分幸せです。
自分に対して望むものは何もありません。
あるとしたら、他人のこと。
せめて自分とご縁がある他人には、幸せになってほしいと思います。