goo天眼ブログ

日記や趣味を書く(時々、写真付き)

"牛の 涙;

2014年03月16日 18時09分00秒 | 日記

私は 「牛の涙」を見てから 「肉」を食べるのをやめました

 

じっくりと読んでください




~引用開始~






その絵本の帯に、一人の名もない主婦のメッセージが書かれていた。

 

「朗読を聞いて、うちのムスメが食事を残さなくなりました」絵本に「坂本さん」という人が登場する。実在の人物である。

 

坂本さんの職場では毎日毎日たくさんの牛が殺され、その肉が市場に卸されている。牛を殺すとき、牛と目が合う。そのたびに坂本さんは、「いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。




ある日の夕方、牛を荷台に乗せた一台のトラックがやってきた。「明日の牛か・・・」と坂本さんは思った。しかしいつまで経っても荷台から牛が降りてこない。不思議に思ってのぞいてみると、10歳ぐらいの女の子が、牛のお腹をさすりながら何かを話しかけている。




その声が聞こえてきた。「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ・・・」坂本さんは思った、「見なきゃよかった」女の子のおじいちゃんが坂本さんに頭を下げた。

 

「みいちゃんはこの子と一緒に育てました。だけん、ずっとうちに置いとくつもりでした。ばってん、みいちゃんば売らんと、お正月が来んとです。明日はよろしくお願いします・・・」「もうできん。もうこの仕事はやめよう」と思った坂本さん、明日の仕事を休むことにした。




家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。しのぶ君はじっと聞いていた。一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。

 

「やっぱりお父さんがしてやってよ。 心の無か人が したら牛が苦しむけん」

 

しかし坂本さんは休むと決めていた。翌日学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。「お父さん、今日は行かなんよ!(行かないといけないよ)」坂本さんの心が揺れた。

 

そしてしぶしぶと仕事場へと車を走らせた。 牛舎に入った。坂本さんを見ると、他の牛と同じようにみいちゃんも角を下げて威嚇するポーズをとった。




「みいちゃん、ごめんよう。みいちゃんが肉にならないとみんなが困るけん。ごめんよう」と言うと、みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。

 

殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。坂本さんが「じっとしとけよ、じっとしとけよ」と言うと、みいちゃんは動かなくなった。

 

次の瞬間、みいちゃんの目からは大きな涙が落ちた。牛の涙を坂本さんは初めて見た。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿