「嘘やろー‼️」
って思うことがたまにある。
私が就労の為の訓練センターに通っていたころ、お世話になった1人のスタッフさんがいた。その方は魅力的で、
「そこまでもてるとしんどくないですか?」
と思うくらいもてる人だった。
しばらくして私はセンターを卒業、その方は数ヶ月後に、退職された。
しばらくしてOB.OG会が開かれて私も遊びに行った。
そこにあまり話したことのない後輩ちゃんがいて、ずっと「私と親しくなりたかった」と言ってくれて、連絡先を聞いてくれた。
7.8歳年下の女の子だった。同性だし私も、
「仲良くなりたいなあ」
と思ったので連絡先を交換。後日、ランチとカラオケに行った。
うちにごはんを食べにきたこともあった。
二人とも、偶然、
「KinKi Kidsが大好き‼️」
「日本で一番かわいいママはゴマキだ‼️」
意気投合。
後輩ちゃんは、もてるスタッフさんが大好きで、
「年齢なんか関係ない、付き合いたい‼️」
と話してくれて、私にスタッフさんのことを聞いたので、
話を出来る範囲で話した。
「また、遊ぼうね~」
また遊ぶお約束をして別れた。
次の日私が仕事から帰ると愛用のノートPCにその女の子から恐ろしくながい後輩ちゃんからのメールが届いていた。
メールを読んで行くうちに血の気が引いた。
「スタッフの○さんと親しいとかずっと自慢話ばかりで嫌だった」
「一緒にミスタードーナツに行ったなんてそんな自慢なんか聞きたくなかった、どうでもいい自慢話」
等等。
私のせいで
「最初から最後まで不愉快でした」
と書いてあった。
聞かれたから話が出来る範囲であたりさわりのない思い出話をしただけなのに。
「悲しい」と言うよりも「怖い」と思った。
私は黙ってノートパソコンを閉じた。
私は物心ついた頃から人間が怖い。
誤解されやすいし、何故かライバル心をもたれる。
実は今も人間が怖い。
人に嫌われるのは理由があれば仕方ないと思うけど、理由なく嫌われるのは納得が行かない。
私が一番好きな女友達の、
「一番」は残念ながら私じゃない。
自分が幼稚なのはわかっているけどそれだけのことで、心臓がえぐられる程に私は傷ついてしまう。
ずっと1人だったから、あまり人を信用していないし、いつ最悪な結果になっても傷が小さくて済むように、
「バッドエンドさん、ウェルカムよ」
こんな感じで生きている。
だから、今年のはじめに脳腫瘍が見つかったときもまったく悲観しなかったし、もう、嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。
「ラッキー‼️ これで、誰にも文句を言われないで平和に死ねる‼️」
と思った。
でも、まだ生きている。
「あんたねえ。これを書かないと死ぬに死ねないよ」
小説の神様が私に言っている気がする。
だから、今日もお風呂に入って寝て明日も私は生きているだろう。
発作的に死んだらごめんなさい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます