七福神(しちふくじん)は、日本の伝説や信仰において、幸福や繁栄をもたらすとされる7人の神々のことを指します。それぞれが異なる神格を持ち、異なる特徴や象徴を持っています。
①福禄寿(ふくろくじゅ)
長寿と富を象徴し、杖と宝珠を持っている姿で描かれることが多く、福をもたらし財宝や富をもたらす神様とされています。
②大黒天(だいこくてん)
商売繁盛や財産の神として崇められており、大きな顔と金剛杵を持っている姿で知られています。
③弁財天(べんざいてん)
美と芸術の女神で、音楽や学問の神とされています。彼女は琵琶(びわ)を奏でたり、船に乗っている姿で表されることが多いです。弁財天にお祈りすることで金運が向上するとも信じられています。
④布袋(ほてい)様
愛されることや幸福な人生を象徴する神です。大きな袋を持っている姿で描かれ、財宝や子供たちを与えるとされています。
⑤寿老人
長寿と幸福を象徴する神や仙人です。彼は白い髭と杖を持ち、しばしば桃の木の下で生活していると言われています。智慧や厚徳をもつ存在とされ、お参りすることで人々は長寿や幸福を得ることができると信じられています。
⑥恵比寿(えびす)天
日本の神道や仏教で信仰されている神様です。豊漁や商売繁盛、金運、家族の幸せなどをもたらすとされています。通常、魚を手に持ち、鯛(たい)という魚が象徴的な存在として描かれています。信仰は特に漁師や商人の間で強く、恵比須神社や恵比寿堂など、祀った神社や寺院が全国各地に存在します。また、毎年1月の10日には十日戎、10月20日には二十日ゑびすという祭りが行われ、多くの人々が集まって賑やかなお祭りを楽しむことができます。恵比須天は、商売繁盛や家族の幸福を願う人々にとって、大変大切な存在です。
⑦毘沙門天(びしゃもんてん)
仏教の守護神の一人とされています。学問や芸術、財産、戦いの勝利、繁栄など、多岐にわたる幸福や福徳をもたらすとされています。その姿は、武装した姿で表されることがあります。また、しばしば金剛杵(こんごうしゅ)という武器を持っている姿で描かれます。彼の信仰はさまざまな寺院や神社で広く行われており、多くの人々に愛されています。
これらの神仏にお参りして、金運をアップさせるお願いをすると良いでしょう。ただし、信仰心を持ってお参りすることが大切です。また、神社や寺院に行くだけでなく、自宅や職場に神仏の像を置いたり、お守りを持つなど、日常生活の中で意識して金運を引き寄せることも効果的です。