もう2月になってしまった...

令和2年、しかももう2月に.....

こんなに長くお待たせする事になってしまうとは。。。

度々お立ち寄り頂きました皆さま、ごめんなさい。

何よりコメントをお寄せ頂いた皆さま、

お返事も差し上げず心よりお詫び申し上げます。

こんな私ですが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

私は緊急手術で命を繋ぐ事ができました。

脊髄損傷です。

脊髄のうち、首の部分を痛めてしまった頸髄(けいずい)損傷です。

その頸髄はー

脊髄のうち、最も高い位置にあり...

脳に近い為、重い障害が残り、

自発呼吸が出来ないで、人工呼吸器に頼る人もいるそうです。

 

私は頭と顔以外、首から下全身麻痺状態ではありますが、

呼吸も出来て普通に喋れたのでラッキーでした

 

更に・・・

頸椎(けいつい)棘突起骨折(きょくとっきこっせつ)

眩暈症(めまいしょう)という診断が。

 

首は装具でガッチリと固定され...

両手は握ったまま開かず...

ナースコールも使えず.....

声で呼んで！と看護師さんが仰って下さった。

 

前回のブログに書きましたが、発見まで６時間!!!!!!!!!!

4月の深夜から早朝で気温低下だった為、低体温になったみたいです.....

痛みは、手術の傷は当然ですが、

何より二の腕の鈍痛にはまいりました。

薄いTシャツ１枚で・・・

全く体が動かせず6時間!!!!!!!!!!!!!!!

それで腕が特に冷やされ過ぎてしまったのでしょうね。。。

二の腕の何とも言えない鈍い鈍い鈍痛に悩まされましたね

6時間毎に頂ける痛み止めが待ち遠しかったです。

 

こんな状態ですから、声を出す事以外は何も出来ません。。。

でも不思議なんです！

ICUで目覚めて以来・・・

私一度も落ち込んだり、嘆いたりしていないんです。

そんなの嘘！って思っていらっしゃるかもしれませんが、

嘘偽りなく、本当に本当に一度も落ち込んでいません!!!!!!!!!!

 

夢だったのでしょうか？！

家の庭を歩いてる姿が見えたんです！

何故だか分かりませんが.....

 

ICUで、もの凄く楽しんでた事があるんです！　

ICUで楽しいって...やっぱり変って思ってますよね？

これも嘘偽りではなく、本当に本当です。

看護師、介護士の皆さんを驚かせてしまった事！

どんな事かと言いますと・・・

私がいた当時のICUは、カーテンで仕切られ１３の部屋がありました。

１３人の患者さん！

その1人1人の経過状況を〜

忙しそうにパソコンに打ち込む看護師さん達！

 

その皆さんの様子が...

天井に付いている大きなミラーに写るんです！

皆さんがテキパキと働いていらっしゃるお姿と〜

パソコンのキーを叩く音が心地よく！

その音を聴きながら1人で楽しんでいたんです

「私もパソコンやりた〜い！」って

その事を看護師さんにお話しましたら...

『えっ！私達、見られてたの？

それでキーを叩く音を聴いて楽しいって...

ICUにいてそんな事言う人初めてよ』と驚き笑われちゃいました

 

ここのICUではテレビカードを購入しなくても貸して頂けたので、

テレビ大好き人間なので楽しく見ていたのです。

所がある時、テレビ画面がゆらゆらと浮き上がってる様な.....

更に、上の蛍光灯を見たら、

キラキラとそれはそれは美しいお星様の様に輝いていて！

流石にこれは何かおかしいと想い.....

男性の若い介護士さんが通られたので〜

テレビ画面が歪んでいて変な事と、

蛍光灯がお星様みたいに青くキラキラ光ってる事を伝えると、

慌てた様子で看護師さんの所へ

看護師さんが走って来られて、早速血圧測定

何と何と最高血圧が５０台でした!!!!!!!!!!!!!!!

気絶してしまうそうですが、私の場合は全然大丈夫でした。

 

この後も５０台、６０台、何度か出たりして...

その為、リハビリも血圧計を腕に付けたまま...

研修で来ていた学生さんが血圧計係で、

私の表情を見ながら〜

理学療法士さんの「測って測って！！」の声で学生さんが測る

リハビリを３分やるのがやっとでした。。。

そうなんです、何で３分しかもたないかと言うと、

 もう一つ眩暈症！

この病気は持病で40代からちょくちょく起きていました。

 

ベッドの上で・・・

体の向きを左右に軽く動かされただけで物凄い目めまいが!!!!!!!!!!

又、ストレッチャーで移動する際に、

通路途中、曲り角は最悪でした!!!!!!!!!!

眩暈...それは何とも言えない全身の気持ち悪さったらなかったです。

 

血圧を上げるお薬は、大変でした！

血圧を下げるお薬は沢山あるそうです。

所が、血圧を上げるお薬は、極少ないそうです!!!!!!!!!!

私に合うお薬探しには、先生方、本当にご苦労された様です。

最初に処方して頂いた血圧を上げるお薬は合いませんでした。。。

蕁麻疹(じんましん)が出てしまい中止！

そして新たに頂いたお薬は・・・

小さな錠剤で、それを更に半分にカットされたお薬でした！

今度は何の問題もなくてホッとしました。

ただこの時期はまだ低血圧でしたので、

残念ながら、リハビリは殆ど出来ませんでした。。。

 

ICUに１週間ちょっと、脳外科病棟に移動しても...

ナースセンター横の病室にと。。。

なかなか一般病棟に移れませんでした。

元気いっぱいなのですが、低血圧問題のせいですね。。。

でも、先生方、看護師、介護士の皆さんの打ち合わせのお声や、

お姿をしょっちゅう拝見でき、お声をかけて下さったり、

カーテンの上から覗き込んで笑わして下さったり、

それが本当に楽しくてありがたかったです。

 

全く動けないもので...

お食事も全介助で、食べさせて頂いておりました。

病院のお食事はまずいとよく聞いていましたけど...

全く違いました！

本当に美味しかったんです

品数も多かったですし、いつも大満足でした

デザートの果物も立派で、粒の大きなブドウが６〜７粒だったり、

大きなカットのパイナップルだったりして、

朝、昼、夕ご飯、いつもいつも楽しみで〜

その時の食事介助の方と、何気ないお喋りしながら楽しんでました。

「＊＊さん、いつも笑顔笑顔で楽しそうよね！」と、

先生方はじめ、皆さんが不思議がってました。

この先どうなるのかも分からない体ですからね.....

落ち込んで当たり前なのでしょうね、きっと。

スタッフの皆さんのお名前を全部覚えて、ベッドから見えた時、

必ずお名前を呼んで、お声掛けしてお話させて頂いていました。

一般病棟の６人部屋に移ってからも、

いい具合に廊下側でしたので、お声掛け出来て嬉しかったです。

 

大分長くなりましたね。ではこの辺で閉めたいと思います。

最後までお読み頂き有難うございます。