釜山より愛をこめて ~From Busan with LOVE~ 

釜山での珍生活の日々・韓国についてをつづります。
日本・韓国両国の友人たちに愛をこめて♪

ネットでの知り合いは、すべて“友達”?

2007年10月13日 | 異文化交流
海外に住んでいると、友達が遊びに来てくれるのは、とてもうれしいことだ。
釜山は治安もいいし、特に問題なく生活している私だけれど
それでも、時々は日本が恋しかったり、淋しかったりする。
そんな時、友達から“遊びに行くよ~♪”なんていう連絡をもらうのは
うれしいかぎりだ。

釜山は日本から近いので、費用も日程もそれほどかからないし
おいしいものや女性にとってうれしいエステやショッピングもできるとあって
今までにも、結構、友人が来てくれた。
釜山で知り合った友達と過ごす時間も楽しいのだけれど
昔からの友達は、また格別なものだよ。

で、そんな友達が来るとなると
「あそこに行こう!」とか「あれを食べさせてあげたい。」とか
いろいろ計画したり、調べたり、仕事を調整したりするわけですよ。

せっかく時間とお金をかけてきてくれるんだから、
それなりに楽しかった思い出を作ってもらいたいと
自分のできる精一杯のことをしているつもり。

来てくれる友人達も、それを知っていて、
不便な生活をしているんじゃないか、日本の物で欲しいものはないのか
などとあれこれ気遣ってくれて、ありがたいかぎりです。
「つきあってもらっているから」と食事代をもってくれる友達もいる。

友達ですからね、そんなに気を遣わなくてもいいんですけれど
自由に日本に帰れない私としては、日本製の物をもってきてくれるのは
本当にうれしいものだ。
食事代だって、自分も食べているのだから払ってもらう必要はないけれど
そういう気持ちがうれしいじゃないですか。

最近、ブログやらネットが一般化して来た。ブログを書いていると
見知らぬ人ともネットを通して知り合ったりする。
ネットでやりとりしているうちに“おっ!この人おもしろそう。”とか
“一度 会ってみたいなあ~”なんて思って、実際に会うなんてこともある。
実際、あたしにはそうやって知り合った友達もいる。

この間、こちらで知り合った友達から、こんな話を聞いた。
その人も韓国の生活についてブログを書いている。
彼女の明るくて元気な性格がそのまま表された、かなりの人気ブログなのだ。
で、やっぱり会ったことのない人からコメントが来て、やりとりしているそうだ。
ここまではいいのだけれど、そのうちに、そのコメントつけた人たちから
「今度、○○に行きたいので、チケットを取っておいて。」とか
「△△を買って、日本に送って欲しい。」とかの注文があるそうだ。

コメントをつけた人たちは「韓国 だ~い好き」という人たちだそうで、
私たちみたいに韓国在住ということが、うらやましくてたまらないらしい。

友達がため息混じりで、こう言った。
「向こうは簡単に○○取っておいて。とか△△送って!とかいうけれど
 私だってヒマがあるわけでないし、そのために時間も労力も使っている。
 商売ではないので、やってあげてもお金をもらえるわけでなし、
 顔を見たことない人から、それも、何だか
“友人でしょ?やってくれるわよね”みたいな書き方で頼まれた。
 私は、その人達にしてみれば、韓国に住んでいて、韓国語も結構、話せるので
 自分たちの希望を叶えるには都合がいいじゃない?
 ネットでやりとりしているくらいで「友達」にされて、
 その上、あれこれ求められるのは、おかしくない?すごくイヤな気分。」

わかるな~。その気持ち。。。
友達が来るからと、あれこれ計画するのは楽しいけれど
やっぱり、それは“ギブ&テイクの関係”が必要じゃない?
一方的にテイクが多いのは、どうよ?
ネットで知り合うというのは、やっぱり「現実」ではないのだから
実際の友達以上に気を遣う必要ってあるんじゃないかな?
ネットの友人=本当の意味での友達ではないし、
ネットの友人から「気の置けない仲間」になるには、
う~~んと時間がかかるのですよ。
やっぱり、実際に会ってみて話をしたり、つきあってみたりして
それで、友達になるんじゃないかな?

ちょっとくらいネットで知り合ったからって、
それですべて友達づらされても困るし
ましてや、その人の頼み事をきいたり、楽しい思いするために動いたりするのは、
頼まれた方としては、ものすごく時間と手間がかかっているということが
わからないのかなあ~
彼女のブログでの「実際の友達」とのやりとりや
文章から受ける印象から、自分もその仲間だと思いこんでいるのかもしれない。

まあ、これは現実の友達関係であっても同じことが言えるね。
相手の気持ちを考えて、ギブ&テイクの関係を大切にしていきたいね。





 
 



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