釜山より愛をこめて ~From Busan with LOVE~ 

釜山での珍生活の日々・韓国についてをつづります。
日本・韓国両国の友人たちに愛をこめて♪

本当は違法だけれど… 地下鉄内で物売りのアジョシ

2007年10月14日 | 異文化交流
どこかへ出かけるときに地下鉄に乗ることがある。
わが家からの最寄りの地下鉄が徒歩20分以上かかるので、
地下鉄駅までタクシーで行くことを考えたら、
“そのままタクシーで行っちゃえ~!”となるので、
実際に地下鉄に乗る回数は少ないのだ。

でも、地下鉄は便利だし、遠くまで行くなら
やっぱりお安い!ってこともあって利用することもある。
ちなみに地下鉄料金は“1区分区間”と“2区分区間”と
いうように別れていて1区分区間で1000w
2区分区間で2000w。
ハナロカードを使えば、バスとの30分以内の乗り継ぎは
そのまま有効ってこともあって、とても便利で安い。

さて、地下鉄自体は日本とそんなに変わらないんだけれど
時々おもしろい風景が見られる。

地下鉄の中で、“物売りのアジョシ”に出会うことだ。
この間、あった物売りのおじさんはCDを売っていた。
車内にトランクを持ち込み、その上にラジカセを置いていた。
スーツ姿だし、一見、旅行の帰りかな?と思うような格好。
車両の真ん中で、おもむろにラジカセのスイッチを入れ
音楽をかけ始めた。ちょっと昔の洋楽ポップスだった。
そして、CDを見せながら、大きな声で、その説明を始める。
どうやら“70年代ポップスヒット曲ベスト版 3枚組”みたいで
ラジカセのリモコンを使って、いろいろな曲をちょっとずつ流しながら
CDをセールスしていた。

“こんなのが売れるのかな~”なんて思ってみていたら
ちゃんと買う人がいて、アジョシ、トランクの中からCDを取り出し
お客さんに手渡す。
そして、次の停車駅では、さっと車両を降りてしまった。

聞いた話では、地下鉄内での物売りは禁止されているので
アジョシのやっている商売は違法なのだそうだ。
だから、一区分だけやって、後は車両を変えるのか、
次の電車を待つのか、降りてしまうのだそうだ。

その前に会った物売りのアジョシは
「扇風機カバー」を売っていた。
このアジョシは、口上を述べず、
座っている客の膝の上に商品を置いていくやり方だ。
私の膝の上にも置かれたので、何だろうと見ると「扇風機カバー」
夏の終わりだったしね。
欲しい人は、それにお金を出し、いらない人は何もしなければ
アジョシが商品を回収していくというシステム。

雨の日に「レインコート」を売っているアジョシも見たことあるし
(これは結構、売れていた)
時には、目の不自由な人が、カゴをもって車内を歩くこともある。
これは、何かを売るのではなく“お恵みを”っていうやつ。
宗教の勧誘を受けたこともある。
あ、これは「日本人で韓国語がよく分からないから~」と言ったら
それ以上は言わなかったけれど。。。

違法取り締まりの目を抜けながら、やらなくてはいけないほど困っているのか?
それとも、結構儲かるから、やめられないのか、
どっちにしても結構な確率で見ることができる物売りアジョシ。
さすがに写真に撮ることは、できないので
実際に見に来る?

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