２０１２年１月３日
龍宮寺を堪能し駐車場に戻るころになってやっと参道のお店が開き始めた。
いつもならハルモニ達がとれたての野菜や海草を売っているのだけれど
寒いし、まだ早い時間なので誰もおらずちょっと淋しい。
コーヒーでも飲もうかと考えたけれど、ホント、どのお店もこれから開店って感じだったので
そのまま次の目的地 中洞まで行くことにした。
L先生にお願いして予約をとってもらった「チョガポ博物館」
１１時に行くと言ってあったので遅れるわけにはいかないのだ。
え？
タクシーはどうしたのかって？
(^m^)仏様のお情け（？）でとってもうまくいったのでした。
駐車場にタクシーがいたらラッキー
と思ったけれどいなかったので
うーん、これはコールタクシー呼ぶか？と電話をだしたその時、
１台のタクシーキサニンが駐車場内で車を掃除しているのを発見。
「中洞まで乗せてくれる？」と聞いてみると「お客さんを待っているからダメ。」だという。
見るとコールタクシーだったので、他のタクシーを呼んで欲しいとお願いする。
（自分でかけてもいいんだけれどね。ま、いいじゃん。同じ会社の人が儲かるし(^m^)
キサニンが電話をかけていた、その時、同じ会社のタクシーがお客を乗せてやってきた。
キサニンがあわてて、そのキサニンに交渉してくれると、OK～～
ラッキー
待たずにすんだ。
電話してくれたキサニンがタクシーに乗ってきたキサニンに
「中洞 Eマートまで行って欲しいんだって。」と言う。
ちょっと待った！
「中洞」とは言ったけれど、「Eマート」とは一言も言ってませんよ
ま、確かに近いところに行きたいんですけどね。。。
電話してくれたキサニンにお礼を言いながら、キサニンに
「中洞だけれど、Eマートじゃないです。
Eマートのオゴリ（五差路）を税務署の横のチョガポ博物館に行きたいので、
税務署まで行ってください。」と訂正。
タクシーキサニンの間では
「日本人が中洞に行きたい＝Eマートでお買い物」の図式ができあがっているんだろうか（笑）
中洞にあるチョガポ博物館は、私設博物館なので、
タクシーキサニンといえどもはそんなのがあることも知らないのだが、
この中洞Eマートあたりは勝手知ったるところ。
多分、このあたりということは目星をつけてあったのだ。
で、キサニンに税務署で下ろしてもらうと、すぐに見つかった。
なんてことはない。仲よくしていたアジョシチングのNさんのアパートのすぐ裏だった。。。
博物館と言っても、そのための建物ではなく、ハゴン（학원 学院 塾などの習い事をする教室）
の一部をその博物館にしているので、看板そのものはなく、それはちょっと分かりにくい。
チョガポ博物館って何？と思ったでしょ？
チョガポは조각보と書き、ポジャギ（韓国のパッチワーク）のことを意味します。
ポジャギ作家の金順香（キムスンヒャン）の作品が展示してあるのだけれど、
私設博物館のため、予約が必要なのと、平日しか開館しないので、
在韓時代にあることは知っていたものの行ったことがなかったのでした。
今回同行したKちゃんはポジャギを習っているというので、
それなら見に行こう！と決めたのでした。
予定の時間より３０分くらい早い１０時３０分に到着したのですが、
呼び鈴を押して見学をお願いしました。
しばらく待っていると、ハゴンからアジュンマが出てきてくださって中を見せてもらいましたよ。
残念ながら、撮影禁止だったので、写真はありませんが、ホントに一つ一つ、手で細かく縫ってあって、
きれいな配色と力強いデザインの作品に圧倒されました。
DVDも見せてくださいましたが、残念ながら、こちらは韓国語オンリーなので、あまりよく分からないのでした。
私たちだけの見学でしたが、いろいろと説明してくださり
（ただし韓国語なので、理解できたのは、半分くらい？）
とってもゆっくり見学することができした。
見学所要時間としては３０分くらいでしょうか。
ポジャギに興味のある方は行ってみるのもよいと思います。
조각보박물관 （チョガポバンムルガン） チョガポ博物館
釜山市海雲台区佐３洞１３５２－３
電話０５１－７４４－００２６
開館日 火～金曜日 １０時～１６時 （予約制）
休館日 土～月曜日 入場無料
地下鉄２号線 中洞駅 １０番出口から徒歩約５分 税務署隣り
多分、韓国語しか通じないと思うので、ホテルのフロントなどにお願いして
予約をとるのがいいと思いますよ。
