釜山より愛をこめて ~From Busan with LOVE~ 

釜山での珍生活の日々・韓国についてをつづります。
日本・韓国両国の友人たちに愛をこめて♪

一番の心配事は「猫」

2009年05月28日 | 異文化交流
韓国生活は楽しかったけれど、一つだけ淋しいことがあった。
それは「猫と一緒に暮らせないこと」
物心ついた頃から猫と一緒に暮らしていた私。
分かっていたことだけれど、猫のいない生活って淋しい

アパートの大家さんは「飼ってもいいよ~
と言ってくれていたけれど
言葉が出来ないのに動物病院へ連れて行けるのか、
3年たって帰国するときどうするのか、
などと大きな問題があり猫との暮らしを断念。。。

実は、住んでいたアパートの近くで野良ちゃん達を見かけることがあり
せめてご飯をあげるくらい…とも思ったのだけれど、
「あの日本人が餌をやるから迷惑!」と言われても困るし…
と、悩んでいたのだ。

ところが、ある日、すっごくうれしいことが分かった

アパートのすぐ裏にある洗濯屋夫婦が、
外猫さん達にご飯をあげていてくれるのを発見!
この洗濯屋さん、わたしも利用しているので顔見知り。

何匹かがご飯を食べに来るので、それに便乗して
ご飯をあげたり、猫を見たりしていた。(野良ちゃんなのでさわれない
洗濯屋さん夫婦も、私が「猫好き」なのは伝わり、
私が行くと猫を呼んでくれたり、さわれるようにしてくれたりした。

何匹かやってくる常連さんの中で、
一番の仲良しは「三毛母さん」とその娘の「三毛子ちゃん」

三毛母さん


三毛子ちゃん


釜山で暮らし始めてすぐに三毛母さんとは仲良くなったので
三毛子ちゃんが生まれたときのことも知っている。
他の兄弟は確か2匹いたと思うけれど、いつの間にか三毛子ちゃんだけになり
こんなに大きくなっても母猫と一緒にいるとは珍しい。

私の悩みのもうひとつが「三毛母さん達に避妊手術を受けさせたい」ということだった。
三毛子ちゃんたちの後に、実は母さんは2度、出産をしている。
このままいけば、どんどん子猫を産むことになり、不幸な子猫を増やすことになる。
そして、大きくなってきた三毛子さんも同じ。

避妊手術の費用をカンパすることには、問題ないけれど
勝手には出来ないし、何より手術の後のケアをしてやることも出来ない。

と、悶々としていたある日、エレベーターに乗ったら、
うちの区からのお知らせが張ってあった。
何げに見たら、「猫(韓国語でコヤイ)」の文字。
猫がどうした!?次は「駆除」と書いてある。

野良ちゃん達をとっつかまえて、処分しようってことか?(`_´)

と、そこへちょうど来たL先生に案内文を読んでもらう。

「野良猫拡大防止のために雄雌関係なく、捕まえて避妊手術や血液検査をして、
 健康なもの、検査を受けた猫は左耳を1センチ切って印を付ける。
 そのために捕獲のかごを置くけれど、それには触れないように」

とのお知らせだそうだ。

韓国の人には、猫を飼う習慣がないらしく
野良さんやうちのアパートのように地域猫さんになっているのが多い。

このお知らせを見たのが、2008年3月11日。
この時、三毛母さんのおなかは大きかったのだ。
ホントに避妊手術されるのかしら?どうなんだろうと心配していたけれど
それ以来、なかなか三毛母さんの姿を見ることはなかった。

その後、4月頃に、ちっちゃい子猫を3匹ほど産んだのは分かったけれど、
どうしたんだろう。三毛子ちゃんは、どうした?

と、心配していた5月2日。
久しぶりに三毛母さんと三毛子さんに会ってビックリ



左耳の先が切られていた!

本当に避妊手術してくれたんだ!
ありがとう釜山の獣医師会のみなさん!

これで妊娠の心配なく暮らせるね。三毛母さん。

帰国する時は、後ろ髪を惹かれる思いだったけれど
きっと洗濯屋さん夫婦がかわいがってくれるだろうと思います。
避妊手術代の代わりに「ご飯代」を洗濯屋さんにカンパしました。

韓国の猫も日本の猫も、
ステキな飼い主と幸せに暮らすことが出来ることを願ってやみません。

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