晋州への小旅行② 晋州城址 編

その昔、日本を天下統一した豊臣秀吉が朝鮮を侵略した歴史がある。
有名な文禄の役（１５９２年）と慶長の役（１５９３年）である。
釜山鎮城と東莱城を陥落した日本兵は２０日あまりで
漢城（今のソウル）を占拠、２ヶ月ほどで平壌、咸興までに至ったという。
韓国では、この２つを「壬辰倭乱　임진왜란 イムジンウェラン」という。

ここ晋州は、その中の三大激戦と言われた場所である。
６日間にわたった晋州城の戦いで
日本軍を撃退、殉難した
忠心公 金 時敏　キム シミン公の像が建っている。



晋州城内で一番初めに目につくのが
“矗石楼（しゅくせきろう）촉석루　チョクソンヌ”である。





戦時には主将が兵卒を指揮する指揮所として使用し
普段は両班（ヤンバン）たちが風流を楽しんだという。
ここから近くを流れる南江（남강)がよく見えて
景色がよい。


近くに国立晋州博物館もあり、
豊臣秀吉との戦いを中心に展示している。
そのため、他の博物館より、
見せたいものテーマがはっきりしている



子ども向けのクイズがあって、
見学するとそれに答えられるようになっていたり
３D映像をつかって、日本軍との戦いの再現フィルムなど
わかりやすくした工夫があった。
３D映像は、日本語で吹き替えられているので
子どもでもわかります