２０１２年１月６日（金）
海雲台海岸の散歩の後は松亭（송정 ソンジョン）にある龍宮寺（용궁사 ヨングンサ）を見学することにしていた。
韓国のお寺は山寺であることが多いが、このお寺は珍しく海辺にある。石段の上り下りがちょっと大変だけれど
景色もいいし、お寺としてもなかなか風格のある見応えのあるお寺。
海雲台からはバスもあるけれど、ここはびゅ～～んとタクシーで行こうと計画。海雲台からなら１０分くらいだしね。
だけど一つだけ問題があった。
龍宮寺までタクシーで行くのに「行き」は問題ないが、「帰り」が問題なのだ。
今まで、何度か行ったことがあるけれど、この龍宮寺、大通りからはずれているので帰りのタクシーを捕まえるのが難しい。
方法としては３つ。
１．誰かが乗ってきたタクシーをそのまま捕まえて乗る。
２．大通りまで少しかかるが歩いて出る。
３．電話をしてタクシーを呼ぶ。
タイミングがよければ１の方法が一番よいが、時間によっては全くタクシーが来ないこともある。
大通りまで歩くのもいいけれど、歩いたところで必ずすぐにタクシーが捕まるとは限らない。
３のコールタクシーを呼ぶのが一番確実だが、韓国語で話さなくてはいけないことと、
龍宮寺と言ってもどこなのか（大通りなのか、駐車場なのか）きちんと指定しないと確実ではない。
時間がもったいないし、３の「タクシーを呼ぶこと」にした。
私の韓国語で何とかなるとは思うけれど、「電話で韓国語を話す」って難しいので、言い方を確認したほうが賢明だと考えたからだ。
龍宮寺のどこと言えばいいのか確認したかったのだ。
そこで、アクアリウム横にある観光案内所に入った。
龍宮寺に行きたいこと、帰りにタクシーを呼びたいこと、場所の言い方を教えて欲しいことなどを
「日本語のよくできるアガシ」に質問したのだけれど
返ってきた答えは
「携帯をもっているか？」と「韓国語で話すことになるが大丈夫か？」というものだった(-_-;)
どちらも大丈夫だと答え、
「帰りにタクシーに龍宮寺の“どこ”と言えば迎えに来てくれるか、場所をどう言ったらいいのか？」
だともう一度質問したが、返ってきたのは
「○○ 까지 와 주세요.（○○まで 来てください）」という文と「灯台コール」「ナビコール」の電話番号だった
灯台コールの電話番号なら知っているし、こんな文なら言えるよ
この言い方の○○が知りたいのに～～＼(><＠)／ジタバタッ
と思ったけれど、これ以上ここにいても、時間がかかると思い、観光案内所を後にした
私の説明の仕方が悪いのか、日本語の表現が悪いのか、こうしたことって結構あるのだ。
「相手が日本語ができるから言っていることが通じている」と思っていると、大きな間違いで
意味を取り違えていたり分かっていなかったりがよくある。。。。。
何とかなるさ～♪と、海雲台の大通りでタクシーを拾うと運転手はアジュンマだった。
「龍宮寺へ行きたい」と言うと、アジュンマ、すぐに
「帰りにタクシーが拾えないから、私の携帯に電話してください。
見学が終わったら電話くれれば、近くにいるので迎えに行くから～。」と、
自分の携帯を差し出して、電話してみろという。
アジュンマの携帯で私の携帯に電話すると、着信履歴が残り、アジュンマの携帯番号が分かるのだ。
さすが、アジュンマキサニン！
帰りもちゃっかり自分のタクシーを使ってもらおうという作戦！
と、さっき悩んでいた帰りのタクシーをどう拾うかがあっさり解決
ということで、無事、龍宮寺に到着し、アジュンマの
「出てくるとき電話してね～♪」の声に見送られ、いざ龍宮寺の見学へ。
龍宮寺前は門前町としてのお店もあまりなく、屋台や小さなお店が数軒あるだけであるが、
ひなびた感じもよく、美しい海岸も見られることから結構参拝者がいる。
釜山に遊びに来た家族・友人みんなここに連れて来たが好評である。
石段が多いので年配者にはちょっとツライかも。
お腹をさすって願うと男の子が授かるという得男佛もあるし
こんなに凛とした観音様もいらっしゃる。
龍宮寺のおよその風景はこちら↓
石段の上り下りはちょっと大変だったけれど、きれいな海岸も見られ、心がスッキリした。
お寺好きの連れのアガシも大満足♪
お寺を出るときに、アジュンマキサニンに電話したので、
駐車場まで戻ってみると、もう来ていた。
時間は１１時半と、少し早いけれど、ホテルに戻らず、そのままお昼ご飯を食べに行くことにした。
