東莱 ナクチポックン 「第１２話」／２０１２年１月 釜山詣で

２０１２年１月６日（金）

この日のお昼は、在住の友達と合流してハガオンに行こうと思っていた。
ところが、友達に何度、電話してもつながらず、連絡がとれない。
しかも、前日のサンギョプサルのシクサでビビンバｂも食べた。

ならば、予定を変更して東莱（동래）まで足を伸ばし、
釜山で一番おいしいナクチポックンを食べに行こう！と決める。
海雲台から東莱までは意外と近いはず。

と、アジュンマキサニンに行き先を変えてくれるように頼む。
「東莱（동래）에서 있는 원조 조방낙치볶음가게가지 가 주세요～」
これで、おいしいナクチポックンが食べられる♪
とホッとしていたら、
あれ？広安大橋を渡ってる？？？？

これって？西面に行く？
それともこっちの方が近道がある？
橋を渡っている途中で、言っても降りられないし、ちょっと様子を見るか…
と思っていたら、

やっぱり、凡一洞に到着。。。。
凡一洞に조방낙치볶음発祥と言われるお店があるので
そこと間違えているらしい。（ちなみにそのお店にはまだ行ったことがない。）

アジュンマキサニンに
ここではなく、東莱にある店だと言うと、
アジュンマ、ハッと気が付いて、
「ジョバンナクチの店だというので、凡一洞のお店だと思ってしまった。
東莱のお店の方がおいしいよと教えてあげようと思っていたのに、間違えてしまった～」
と、何だかよく分からないいいわけをし、それから東莱へと向かう。。。
１２時前には到着するので、お店が混雑する前に入れるなと予想していたのに、これで遅れた。。。。

アジュンマが要領よく凡一洞や西面の道を抜けてくれたので、それほどかからずに東莱に到着。
アジュンマキサニンが、「ここでしょ？」と行きたかった店の真ん前で停車。
３２０００₩かかっていたが、３万₩ちょうどでいいと言う。
道路を間違えずに行っていたらいくらぐらいかかってのかしらねえ？

と、まあ、気を取り直してお店に入ろうとしたら
あれ？
感じが違う。まさか、お店が変わった？本当にココだった？
と、中をのぞき込んでみると、間違いなかった。

感じが変わったのは、看板を新しくしたので、イメージが違ったのだった。前よりぐ～んとでっかくなった。

色もオレンジから黄色に変え、とっても目立つ。NAVERやTBS、MBCと並んでNHKの文字があるところ見ると
日本の取材も入ったのか？
有名になるのはいいけれど、それでお店の人たちがタカビーになっているとイヤだなあ～
と思いながら、中に入る。

１２時過ぎていたので、中はほぼ満席。
が、社長アジョシが２人ならここでとテーブル席を取ってくれ、すぐに注文できた。
ナクチポックンというので、タコ炒めなのだが、釜山式のナクチポックンは汁気があり、
どちらかというとナクチジョンゴルなのかもしれない。
そして、낙지（ナクチ　手長タコ）だけでなく、새우（セウ　エビ）곱창（コｐチャン 小腸）も
一緒に入れた方がおいしい♪
ってことで、ココはもちろん낙곱새を注文。

と、忙しく働くアジュンマ達を見たら、友人のUさんご贔屓の朴ヤンがいたっ！
「朴ヤンでしょ？Uさんの友達です。」と話しかけたら、覚えていてくれた。
このお店ご贔屓だったUさんが言うには、
この朴ヤンが作ってくれるナクチポックンが一番おいしいという。
なぜだか分かんないんだけれど、同じ店でも、
それを世話してくれるアジュンマによって味が違うのは本当である。

幸運にも朴ヤンが私たちのナクチポックンの世話をしてくれた。
忙しいのでゆっくりと話せなかったけれど、Uさんの話などをした。
Uさんの会社の人たちみんなここのお店がご贔屓なのでUさんのこともすでに知っていた。

さて、ナクチポックンができあがり、朴ヤンが「食べていいよ～♪」という。

うま～～～～いっ！
辛いものが苦手という連れのアガシも、おいしい、おいしいと言ってどんどん食べる。
そうなのだ。
「赤いので辛い」と思うけれど、このナクチポックン、見た目ほど辛くなく낙곱새からのよい味で出て、
ご飯にかけて食べるのに最高(^^)v

が、もっと旨いのが、残りを사리でしめること。
いくつかある中で今回は라면사리（ラーメン）をチョイス。

旨みの出たスープをラーメンが吸い込み、すっっごくおいしい！
ご飯も食べたので、食べ過ぎと分かっていても、ついつい食べてしまう。

いいんだよ！そのために胃薬も持ってきたんだから。
後から食べれば良かった～と後悔してはいけないのだ

この後に１００₩コーヒーでしめる。
１００₩コーヒー初体験のアガシ。え？甘いコーヒーですか？と言いながら、そのうまさに感激(^m^)
辛いものの後のこのコーヒーは最高の組み合わせ(^^)v

と、おいしいご飯に満足していたら、社長のアジョシが変わったものを手に持っていた。
それがコレだ！
 
杖ではないよ。
上部は握るようになっていて、ハンドルを握ると下の部分が閉じたり開いたりする仕掛けになっている。
こんな感じ↓



何か分かった？

社長さん、この機械を使って、
お客さんの脱いだ靴を揃え、向きを替えていたのでした！
こんな感じ↓

これなら、いちいちかがまなくても、靴をあっという間にきれいにそろえられる。
今まで見たことがありませんでした。こんなのもあるのね～
さすが、韓国。合理的と感心。

お店の人は変わらず親切で優しくホッとした。
ちょっと遠いけれど、釜山に行ったときには必ず訪問したいお店だ。

教えたくないけれど、お店の宣伝もしておこう。
원조 조방낙지
電話（０５１）５５４－７７６３
住所：釜山市東莱区明倫1洞400-１（부산시동래구명륜1동400-1）
東莱区庁の近くの路地を入っていきます。
有名店なので、タクシーキサニンにお店の名前を言えば、たいてい分かるはず。
第２・第３日曜日はお休みなので、日曜日に行く場合は確認が必要です。
詳しくはこちらを↓　釜山ナビ（日本語）
http://www.pusannavi.com/food/1198/